天啓 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
秋元康の新たなアイドル戦略
AKBカフェの移転(閉店?)が表すように 今現在の秋元康に生み出されたリアルアイドルは斜陽の色を隠せない
坂道グループを新たに立ち上げ 多少盛り返した様に思えた矢先
一昨年の12月にNGT事件(山口真帆 暴行、強姦未遂)が発生
それに他のメンバーが関与していたのではないか?(教唆、ほう助として)
その実行犯であるアイドルハンター軍団が坂道グループにも浸食していたことや
総選挙、リクアワでの運営会社(AKS)絡みの不正も発覚
これで48グループを始めとするリアルアイドルグループは終焉を迎えたと言っても過言ではないだろう。
筑波大学の平山教授が本事件について論文として纏められているので興味があれば読んでみるのも良いだろう(筑波大、NGT論文でググレば見つかるはず)
そして商魂逞しい 秋元先生
現在、アイドルと同様に人気のあるアニメ及び声優に目を付け
本作を生み出したのではないだろうか?
おそらくは、コロナ騒動がなければ、リアルアイドルグループ22/7として
メディアを賑わしていたのではないだろうか?
さて、本作の内容であるが
全国から無作為に選ばれた7人の少女達が、壁と呼ばれる謎の指導者の指示に従いながら、徐々にアイドルとして成長していく姿を描いている
やはり衣装デザインは坂道グループを意識してか。割と地味で清楚系なデザインを採用している
キャラデザは割とどこにでもある感じのキャラデザ
壁の前にぬいぐるみをメンバーが置くのだが、これ、どうみても秋元先生を意識してデザインされてる
声優、初見では主人公滝川みゆ役の声優がかなりの棒ではあったが
最終話近くになる頃には あまり気にならなくなった
(電波教師の妹役 元SKE48の松井玲奈や、ナナマルサンバツの川島海荷に比べれば許容範囲であると言える)
各話、メンバーそれぞれを掘り下げ、次第にアイドルとして成長させていく
ストーリープロット、そして最終話では、誰の指示にも従わずに自分たちの力で突き進もうとする
こういうストーリーは割と好み
ただね、やっぱり 冒頭で書いた通り、秋元先生の魂胆が見えちゃうんで、
そこがマイナスだな