まにわに さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ご都合主義の定義がようわからん
{netabare}感想は、クライマックスで主人公のテンションについていけなかった。理由は、ここの根拠が水浴びによって作られたシーンにしかなく、水浴びと同じ構造の選別の槍に仕掛けが足りなかったからで、選別の槍をお約束で済ませたなりの、水浴びからの仲を深める描写だったから。
もともと設定を説明しない作品ではあった。
アルテミスが死んだからご都合主義ではないのか? この場面には、死ぬ必然も死なない必然もなかった。あるのは、殺すしかない状況と、作風で結果が決まるという宣言と、主人公のテンションだけ。
塔に影響しなさそうな遺跡の地理、オールキャストのための塔の暴走は、これで原作に組み込めるなら問題ない。
刑事ものの殉職みたいなのも暗黙の了解で見れる。
生まれ変わりは雑な話で、そういう設定があるのかと思ったが、普通に考えると主人公の罪悪感を減ずる方便で納得できる。
最も気になったのが、アルテミスから矢が分離したのなら、本体から矢の要素を失わせるべきだったのでは。月が弓なりになっても矢はつがわれない。一番ご都合主義を感じた空からの矢は降らない。そうすれば色々と納得して見れたと思う。
神話はご都合主義でできている。ゼウスが神を産ませてまたかと思うが、古代に流行ったってことは、現代でも流行るってことでもある。
納得を必要としない、ご都合主義を選んだ作品。{/netabare}