幸 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
音がすんごい
足音1つ、カバンが揺れる音、マンホールを踏む音、波打ち際、普段身近にある全ての音の再現度が高過ぎてすんごいです。
かなり丁寧に、そして力を入れたのが伺えました!
聴いてくれよと言わんばかりに序盤、玄関に置いてある潰した空き缶がずれ落ちるシーンに思わずニヤけてしまいました笑
作画ももちろんとても美しくて、リアルな質感と印象派の様な(空の背景など)絵のタッチと混ぜ合わせた感じ
物語は序盤10分ほどなにが言いたいのかわからず、すごく退屈で音を楽しんだり、あ、江ノ島が舞台なんだーなんてぼーっと流しながら切ろうかなーなんて思いながらも20分あたりからかな?ようやく面白くなってくるので退屈と思って切りそうになっても見る価値は大アリです笑
内容はすごく壮大で哲学的
色々見てきたからこそ最後ああいう態度を主人公は取れたのでしょう
これが作り手のまだまだ人として若い方々に向けてのメッセージの一部なのでしょうか
君らの悩みなんてこんなにちっぽけなんだ、前へ進みなさいと背中を叩いてくれるような
最後の方はアニメでいうとエヴァっぽく、映画で言うと2001年宇宙の旅っぽいようなシーンがあり人によっては、え?は?となってしまうかもしれません。
ですが斜に構えず作り手が何を言いたいのか何を伝えたいのかを理解しようとし、自分なりに解釈しようとすれば見え方は変わってくるかもしれませんね
最後の米津玄師の歌がこれまた最高でした
作曲した人は天才。深海をイメージしたような特徴ある低音とボイスエフェクトも水中っぽくていい
ほんとこの人は曲つくるの上手いですよねー
最後に、、映画館で見なかったのを後悔しました、、
そんな作品です笑