scandalsho さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
何もかもが美しく、優しさに包まれた作品
TVアニメ版は視聴済み。
本作は完全オリジナルの劇場版。
【何もかもが美しい】
美しい物語。
美しい登場人物。
美しい背景。
美しい音楽。
その上、エンドロールからも伝わってくる、制作陣の心の美しさと優しさ。
何もかもが美しく、優しさに包まれた作品。
感動的な話が多いヴァイオレット・エヴァーガーデンの中でもトップクラスの感動作。
【全体を通して】
{netabare}本作は、ヴァイオレットの成長を描く作品ではない。
この点は、TVアニメ版とは少々異なる。
本作におけるヴァイオレットは、単なる自動手記人形としてではなく、能力値無双な(笑)存在。
ヴァイオレットは仕事を通して知り合った姉と、その妹に深く関わっていくことになる。{/netabare}
【前半は姉イザベラの話】
{netabare}今回のヴァイオレットへの依頼は代筆ではなく家庭教師!?
TVアニメ版を視聴済みの人なら誰でも「?」ってなっちゃいますよね。
本作におけるヴァイオレットちゃんは能力値無双の完璧超人。
この、家庭教師としての”任務”を完ぺきにこなしていく。
初めは反発するイザベラだったけど、徐々に心を開いていく。
そして、無事にデビュタントを終えたイザベラは、最後にヴァイオレットに代筆を依頼する。
手紙の送り先は、離れ離れになった妹のテイラー。
配達に訪れたベネディクトの機転の利いたアシストが物語を後半につなげていく。{/netabare}
【後半は妹テイラーの話】
{netabare}3年後。
テイラーは、C.H郵便社にヴァイオレットを訪ねてやってくる。
郵便配達人になりたいと言う。
ヴァイオレットの機転とベネディクトの機転。
二人の機転がテイラーをC.H郵便社に向かわせたのだ。{/netabare}
後半は、悠木碧さんの独壇場ですね。
圧巻の一言です。
【そしてエンディング】
エンドロールには『イザベラ・ヨーク』の名前が無い。
前半の主人公なのに・・・。
その代わり、エンドロールには『エイミー・バートレット』の名前が・・・。
しかも、『テイラー・バートレット』と並んで!
泣かせる気満々かよ!