タック二階堂 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
君と出逢い、君と往く。ハッピーエンドのその先で。
詳細は公式でも。
タイトルの歌詞を耳にしたことがある人は多いのでは? 数多ある深夜アニメを録画すると、頭の15秒くらいで、これが流れることが多い印象です。そのくらい広告宣伝に金を掛けているサイゲームスの主力商材「プリコネ」の続編「プリコネR」のアニメ化のようですね。
制作は自前(Cygames Pictures)ですね。初回は文句のつけようがない良好なキャラデザの作画です。主人公が、まともに喋れないおバカな感じですが、Wikipediaを見ると、前作のラストから気を失い、気がつくと幼児退行して、まともに話せないとか。
今期、ソシャゲ原作のアニメに「シャチバト」がありますが、こちらのほうが数段まともですかね。雰囲気は「このすば」をさらにゆるくしたような感じでしょうか。
はたしてゲーム未プレイで楽しめるかどうか、ちょっと様子見してみましょうかね。Wikipedia見る限り、恐ろしいほど声優陣は豪華そうです。作画も、これを維持していくなら上出来です。
=====第11話視聴後、追記です。
{netabare}
なんか回を追って感想を追記する気にならなかった作品です。なんていうか、なんてことのない内容で。
ただ、面白くないことはないです。
基本、1話完結のほのぼの日常異世界ファンタジーという感じでです。そのぶん、キャルの言う“あの方”の企てが進みそうになったら、またどーでもいい日常に戻るというのが続くわけですが。
この回も、なぜこんな最終盤に、ストーリーの本流でもない日常回を入れるんだという印象。なお、作画は初回からまったくブレず、良好さをキープしています。この時期、このクオリティを維持するのは大変じゃないかと思います。これは本当に素晴らしいです。
ま、最終回後にも書きますが、とにかく主人公? のユウキがどうにもならない。記憶喪失と幼児退行は違うと思うんですが。まともに話せない。余計なことをして拉致され、お嬢さん方に助けられるの連続。必要なのかね、この主人公は。唯一の武器が、お嬢さん方にパワーを与えて戦わせるってw
ともかく、今期のソシャゲ由来のアニメの中ではトップというか、唯一観られる作品ではあります。さて、最終話はどう落としますか。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}{netabare}
実はペコリーヌは、ランドサル国王の一人娘・ユースティアナだったのです。腹ペコになるティアラを受け継ぎ、諸国を旅して見聞を広げ、国を統べる者として経験を積んでランドサルに戻ってきたペコリーヌ。しかし、城でペコリーヌのことを覚えている者はいません。しかも、城にはなんとユースティアナがいたのです。それが「あの方」だったのです。
一方、ユウキは前の旅の記憶を少しだけ取り戻し、今の仲間を助けるためにランドサル城へ向かうのでした。はたして魔獣の巨大シャドーを倒すことができるのでしょうかね。
{/netabare}
という最終話でした。
なるほど、この最終話のために、ずっとまったりのんびり日常的な美食殿の生活を見せてきたわけですね。
ソシャゲ由来のアニメですが、単なるゲームの販促アニメに留まらない出来の良い作品だったと思います。特筆すべきはキャラデザも含めた作画の良さ。Cygamesの資金力なのか、とてもお金がかかっている印象を受けました。キャラもみんな可愛く描かれていましたね。推しはキャルちゃんです。
視聴前こそ、販促アニメだろうとタカをくくってましたが、クオリティが高く、毎週楽しみに観ていました。できれば、原作ゲームをやっていたほうが、より理解が深まるのでしょうけど、これ単体で観ても楽しめます。僕がそうでした。
あの方との決着もついてませんし、2期が制作されることを期待していますよ。
{/netabare}