うにおいくら さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
オジサンはほのぼの系のアニメが大好きだ。
原作は『さよなら絶望先生』の久米田康治による『月刊少年マガジン』(講談社)にて、2015年12月から連載中の漫画。
オジサンはこういうほのぼの系のアニメは大好きだ……なんて気軽に観始めたアニメだったが、一人娘を持つ父親にとっては堪らんアニメであった。
あらかじめ言っておくと、私にも娘が一人いるがそう言うのも相まって感情移入してしまうところがあるのは否めない。
毎回ギャグアニメ風を装っていながらシリアスなエンディングが用意されている。
そして最後はこのまま不幸のままエンドを迎えるのかと思わせておいてからの怒涛のラスト。
一人娘を持つ父親にはグッとくる涙腺崩壊を呼ぶアニメだ。
毎回エンディングは大滝詠一。背景画像はコミックの表紙に合わせて、わたせせいぞう風というのも良い。
あ、大滝詠一なら背景画像は永井博風と言った方が良いか。
思わず「A LONG VACATION」を引っ張り出して聞いてしまった。
兎に角、こういうのはオジサンにはとっても刺さる。そうオジサンのほろ苦いどうでもよい青春時代が蘇る堪らなく良い選曲である。
ちなみに2016年のコミック1巻目発売時にはシャフト制作でアニメPVも制作されている。父親役はそのまま神谷浩史だが、娘役は高橋李依ではなく安斎知佳。
で、そのまま今回もシャフトで新房 昭之監督で制作されたのかと思いきや、『ぼくらの七日間戦争』の村野佑太監督で亜細亜堂制作だった。
やはり『さよなら絶望先生』のイメージに引きずられたくなかったのだろうか?
兎に角、一人娘を持つお父さんには間違いなくお勧めできる。
余談だが原作の漫画と同時進行でアニメも放映されていたが、アニメの方が原作より早く終わるので最終話はアニメの方が早く公開された。