アーリマン さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
あれこれ詰め込んだら…
物語:
ファンタジー、異能系、ラブコメ、推理物、タイムリープ、シェイクスピアと色々詰め込んだ作品。普通はこれだけ盛り沢山だとクソアニメになりがちなのだが、上手く纏まって最後は大円団で終わる。
他の方も書かれてるように、前半と後半でかなり物語が違い、特に後半の最初の方は戸惑ったが、実は一貫性は失われず、というのがわかる。
ただ、ディテールに少し粗が目立つのが残念。また、物語の核心である「なぜ愛花は死んだのか」というネタバレも、まあそこまで意外性がなかったな、と個人的には思う。
とはいえ、それもまあ「惜しい」ぐらいにしか思わず、普通に面白い。
作画:
ちゃんと書き込まれているし安定して綺麗。本作は基本的にイケメン美女しか出てこないので作画は殊に重要な要素だったが、難は無し。
声優:
何気に超豪華、そして皆キャラに上手くマッチしている。沢城みゆきと水樹奈々は当初それぞれ逆の役でオーディションを受けていたらしいが、直前で今の役にして成功だったと思う。
あと、デレる葉風(沢城みゆき)がすごくいい。本当にいい。大事なことなので2回言いました。
音楽:
重厚なオーケストラサウンドのBGMは、まるでピクサー映画のそれ。ストーリーを一段上のものに昇華させるのに一役買っていると感じる(実際大したことない描写もこのBGMのおかげで、何やら凄いシーンに思えることがある)。
それでいて、opとedのポップな軽さもきちんとアニメという枠を考慮させるのに効果を発揮している感じた(勿論、普通にop・edの曲も良いよ!)。
キャラ:
特徴的なキャラが多い中、きちんと皆見せ場あり、最後まで各々の個性を活かせていて良い。また、当初モブぽかった羽村くんが成長し {netabare} 最後には彼女とよりを戻せた{/netabare}のも、基本的に高スペックのキャラばかりの中で一味出していたように思う。
また個人的には、歳下の愛花の方がどこか達観していて大人びている一方、歳上(のはず)の葉風は結構感情的、直情的、という対比が良かった。ちなみに私は葉風の方が好きです。
あと真広は性格どイケメン。前半も勿論だが特に後半は男でも惚れる。
以上