えたんだーる さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
2020年春クール、続編でないアニメ化で一番気になってたのがこれ。まずは、1話目は面白かったです。→ ラジオ局、パーソナリティに焦点を絞った良いアニメ化でした!
==[下記は第1話視聴時のレビュー: 以下、追記あり。]==
めちゃめちゃ気になってた作品なので、放送された第1話をさっそく観ました。評価は暫定なので、たぶん変わりますがとりあえず。
舞台は札幌。ローカルラジオ局MBSの番組『波よ聞いてくれ』のパーソナリティ、鼓田ミナレ。
冒頭は番組本番から始まり、アニメ視聴者にも一筋縄ではいかない感じの変な番組であることは伝わってきます。
パーソナリティのミナレもですが、お便りを送ってくるリスナーもおかしいし、番組担当ディレクターも大概おかしい(笑)。
そんなミナレの番組進行と、ミナレがいかにしてラジオパーソナリティになったかが語られる第1話でした。パーソナリティのきっかけの話は次回に続くみたいですが、私はけっこうこの第1話に心つかまれるものがありましたよ!
ということで私の『本好き~』以外の今クール期待の作品は、これです!
余談: スープカレー、セイコーマート辺りはご当地要素ですね。あと、個人的には「ポン・デ・ケージョ(Pão de queijo)」はおなじみのパンです。ちなみにqueijoはポルトガル語で「チーズ」の意味ですね。
==[第1話視聴時のレビュー、ここまで。]==
2020.6.20追記:
第12話(最終話)まで視聴終了。
原作のどのエピソードで最終話を迎えるか全く知らずに、また予告でも悟られないようにしていたので、ある意味これが最終話というシリーズ構成が本作品最大のサプライズ。
でもラジオ局やラジオパーソナリティの役割についてちゃんと考えると、やっぱりこれかという感じの最終回でもありました。
原作だとこの最終話はほぼ最新エピソードに相当していて、原作にあった途中の色々なエピソードが割愛されているのですが、採用されているエピソードでのいくつかの原作改変などを振り返ってみても、ちゃんと原作が理解され愛されているんだなと感じるアニメ化でした。
たぶんあまり原作ファンの不評を買うことはないと思います。
何年も連載されている漫画原作を1クールでアニメ化することの困難ってあると思うのですけど、本作品は「売れたら2期目」とかいう色気を出さずに、制作スタッフが目の前の課題に全力を出したんじゃないかなと感じます。
結果として、とても良いアニメ化作品になったんじゃないでしょうか。結局のところエピソードのカットや改変が駄目なんじゃなくて、原作の精神が活かされているかどうかなんでしょうね…。