「LISTENERS リスナーズ(TVアニメ動画)」

総合得点
63.8
感想・評価
179
棚に入れた
556
ランキング
4147
★★★★☆ 3.2 (179)
物語
2.8
作画
3.3
声優
3.4
音楽
3.4
キャラ
3.0

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ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

カゲプロ?

詳細は公式でも。

かつて世界の中心だった街は荒廃し、ゴミ捨て場と
化している。そんな街に住む少年・エコヲが
身体にインプットジャックが空いた謎の少女・ミュウ
と出会い、ともに世界を旅していくストーリーの
ようです。

原作は、かつてボカロ界を席巻した1st Place(IAや
ONEなどのデータベース販社)の「じん」。
いわゆる「カゲロウプロジェクト」なのかなあ…?
カゲプロさっぱりわからないですが、これは独立して
楽しめる感じもしなくもないというか。

ヒロインのミュウには、憑依型声優の高橋李依さんを
起用。主人公の両声類・村瀬歩さんほか、脇を固める
のが諏訪部順一さん、花澤香菜さん、釘宮理恵さん、
下野紘さん、日笠陽子さんなどなど、豪華絢爛。
制作はMAPPAです。

ボカロ系のアニメ化はコケることが多いですが、
はたしてこれはどうでしょうね。様子見します。

=====TRACK 02視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
町長を瓦礫に埋めてしまい、まさに逃げ出すように
リバチェスタの街から旅立ったエコヲとミュウ。
ふたりは、荒野をひた走る鉄道に車ごと乗せられ、
旅をしていました。

のどかな旅路のさなか、高い橋梁を渡っていると、
突然ミミナシが現われ、エコヲたちに襲いかかります。

ミュウは、初回で出せた必殺技が出せず、ミミナシ
たちに森の中へ放り出されてしまいます。
仕方なく野営をしていると、さらにノイズ三姉妹
という祈手(プレイヤー)に襲撃されて……。
{/netabare}
というお話です。

あれっ?
意外と悪くないですね、これ。
とにかく作画がいい感じ。さすがMAPPA。
ストーリーも、まだこれからというところはあります
が、まずはミュウが何者かを知るために、各地の
祈手(プレイヤー)に会いに行くという目的が
明確なので、道筋がつけやすい。

いろんなキャラが豪華キャストで出てくるみたい
ですし、飽きずに観続けられそうな予感がします。
{/netabare}
=====TRACK 07視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
修理工場で働くライドとリッチーは、自分たちで
イクイップメントを組み立て、プレイヤーになること
を夢見ていました。

そこに訪れたのがニル。
自作のイクイップメントに乗ってもらったら、
なんとライドにもインプットジャックが。

そんなとき、街の塔をミミナシが襲います。
イクイップメントに乗り込んだライドとリッチー
でしたが、ジミ?のイクイップメントが放った
爆撃に巻き込まれて命を落とすのでした。
{/netabare}
というお話。

ここまで、ずっと1話完結の流れ。
そして、ついに今回はエコヲとミュウすら出ない
という。

じんさんの毎回違う楽曲をりえりーが歌うEDは
秀逸ではありますが、肝心のストーリーは少し
薄いかなという印象です。
MAPPAの作画も素晴らしいし、ゲスト声優陣も
めっちゃ豪華なんですけどね…

結果として、あまり印象に残らない雰囲気アニメ
という感じになりそうな予感がしますね。
{/netabare}
=====第11話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
暴走してミミナシの王・リスナーズになった
ミュウを止めるため、これまで出てきた豪華
声優陣のプレイヤーたちが集結します。
奥の手のような波動砲みたいな照射を行いますが
ミュウは倒せず。

そしていよいよ、ミュウを救うためにエコヲが
現れましたよ。
{/netabare}
というお話。

ここまで来ても、結局いろいろと足りてない
印象です。説明、キャラの掘り下げなどなど。
だから、なんとなくキレイなキャラが動いてて、
スーッと物語が上滑って、ここまで来ちゃった
という感じなんですよね。

そもそもエコヲ自体の生い立ちとか、そういう
歴史?がまったく不明で、魅力づけができて
いないから、ストーリーに入っていけない。
いろいろと派手なわりには物語・展開が惹かれ
ないという感じなんです。

次回で最終回かな。あまり面白くなかったです。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
まあ、簡単に言えばボカロPの話です。

プレイヤー=ボカロP
ミミナシ=ただ消費するだけのニコ動視聴者
リスナーズ=いわゆる「信者」と呼ばれるファン

これなら分かりやすいかと。
プレイヤーは命を削りながら戦っている。
そんなプレイヤーの魂を消費するだけ、攻撃する
だけの元人間の存在であるミミナシ(ちゃんと聴く
耳がないという意味かな?)。

そんなミミナシを倒しながら、本当に自分のことを
理解してくれる真のリスナーズを求める。
これが企画されたのが7年? 8年? くらい前だそう
だから、まさにボカロ文化の最盛期です。
カゲプロ信者がいて、けっこうな割合のアンチがいて
そんなニコ動の構造を描いた暗喩のストーリーなん
だろうと思いました。

エコヲは、ボカロPに憧れる少年で、きっかけを得て
ボカロPデビューしたということなんだろうと。

で、まあ、派手なことやってる割には、たいして
面白くない作品となってしまった印象です。
ストーリー(設定など)以外は高い水準の作品だと
思いますが、肝心のストーリーが…

まあ、まだ心のどこかに信者の心が燻っている
カゲプロファンなら、満足できる作品だったのかな。
それ以外の、そもそもボカロに興味のない人にとって
は、観ても観なくてもいいようなアニメかと…
{/netabare}

投稿 : 2020/06/20
閲覧 : 369
サンキュー:

6

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