ゲリオ さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
さすがサイゲアニメ!
ハイエナの♀にはチ〇コが付いている!
コアラの子供は母親のウンチを食べる!
などなどギャグだけでなく動物の様々な豆知識も学べるお勉強アニメ。
最初は色物で途中で切るかもと思ってたが、気づけば直ぐにハマっちゃったね。
むしろこのくらい完璧な出来映えのアニメが円盤売り上げ爆死するとか、業界終わってんなって思う。(自分が円盤買うかって聞かれたら否だけど…)
♂は二足歩行した獣なのに対し、♀は耳以外ほぼ人間の姿なのは一体?
そもそもどういう世界観で動物の学校が舞台になっているんだろうか?
などなど設定に関する疑問は多いが、そんな細けェことは気にすんな、脳ミソ空っぽにして楽しめ!ってそんなアニメ。俺は大好きっす。
そういえば近年動物を擬人化した作品が増えた気がする。
少し前にアニメ化もされた"BEASTARS"もそうだが、あれは肉食動物と草食動物の関係という擬人化作品をやる上で難しいテーマを選択しちゃってるからややこしいことになってる。
その点、シートン学園はそういう訳わからんシリアス考えずに素直に楽しめるから良い。
へ?じゃあ本作のライオンが食べてる肉は果たして何の肉なんだろう…って?
ん~・・・・ンババ、ン~バン~バ、ンバンバ、ンババ!!!
キャラクターに関しては皆良かったけど、特にヒロインのオオカミ少女ランカがお気に入り。
声優は"あそびあそばせ"の怪演が印象深い木野日菜さん。
この人【滑舌:×、演技:△、歌:△】みたいな感じなのに、こうしてまた主人公役に起用されるってことは、声優の資質を超えた何かがあるんだろうな。やる気と勢いだけは◎みたいな。決して事務所のゴリ推しとかではないと思う。
人間のジンは大の動物嫌いで口が悪く、その乱暴な言動から嫌悪感を抱く視聴者も少なからずいた模様。でも、なんだかんだ言葉とは裏腹に行動は仲間思いだったし、終盤で「人は嘘をつく生き物」みたいなオチもあり、個人的には良いツンデレ主人公に映ったんだがな。
たしかに女子キャラに対して「クソ〇〇」と呼ぶのは、最近流行のフェミさんの逆鱗に触れてしまうのも仕方ない気もするが。
作画はさすがのサイゲアニメと言ったところで安定してた。
最初は全然期待していなかったのに終わってみればクオリティの高い作品だった。
ややこしいこと抜きにギャグに特化していた点で最近の動物の擬人化アニメでは最も好きになったかも。機会があれば原作コミックにも触れたいと思う。
ヒット作にはならなかったかもしれないが個人的にはこの作品に出会えたことに感謝。制作に関わった全ての人たちにお疲れ様を言いたいですな。