たわし(爆豪) さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
本当の戦いは「泥臭い」
主人公のキリコ・キュービーはイケメンだが、その他の登場人物はいかんせん泥臭く、売れ筋であるはずの「美少女」すら普通の萌え系ではなくバタ臭い「生身」のエロスを感じる。まるでゴルゴ13に出てくる娼婦のようだ。
メカニックに関しては、ロボットが単なる「兵器」でしかなく、使い捨てだったり、ポンコツだったり、脆かったり(銃で打たれると簡単に貫通する。)と、エヴァンゲリオンやイデオンなどのトンデモ設定とは真逆の超リアルであり、そこもマニアの中では一目置かれる仕様になってる。
主人公のキリコはよく捕まって裸にされたり、拷問を受けたりするところもご愛嬌である。
非常に地味で泥臭いロボットアニメだが、世の中の仕事や社会生活とはそんなものであり、大人になればなるほどこの「味」がクセになる。。サラリーマンものと考えても非常に面白い。
ウドのコーヒーは「ほろ苦い」のではなく常に「苦い」のである。
人生と同じですね。