saitama さんの感想・評価
2.2
物語 : 1.5
作画 : 2.0
声優 : 3.5
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
押井守へのコンプレックスの塊??? モノマネは本家を超えない
dアニメに追加されていたので、観ました。
廃棄13号が出てきた瞬間、「ローランド・エメリッヒのゴジラ?」と思い、製作年を調べると、あの爬虫類ゴジラは1998年、このWXIII 機動警察パトレイバーは2001年。この事実の時点で、パクリだけで構成されたとわかってしまった。
劇場版パトレイバー、劇場版パトレイバー2へのコンプレックスなのか、演出と音楽のあらゆるところに押井守の劣化コピーが…。モノマネは本家を超えない。そして本家への敬意も感じられない…。
正直、作画は劇場版パトレイバーの1も2も、人物描写はいまいちなので、まあそれは許せる範囲の劣化でしたが、背景、風景、光の描写…すべてが、浅い。押井守作品には遠く及ばなかった。
人も簡単にバンバン殺すし、死ねばストーリーに深みが出るとでも勘違いしているのではないだろうか…。そもそもSF作家とはいえ、とり・みきには、パトレイバーというハードルがある時点で、無理な作品だった。ご都合主義で人を殺して…。
これならパトレイバーではなく、別の作品を目指したほうが、良い作品を作れたんじゃないかと残念。
dアニメではいま、パトレイバーシリーズが色々と楽しめるが、このWXIII 機動警察パトレイバーは観なくてもいいかな。この武漢ウイルスで自宅にいる時間が長いので、最後に、そのついでで観るレベル。
多分、スタッフはぼちぼち粒ぞろいのはず。でも、駄作になる。やはり監督と脚本は大事なのだと再認識した次第。