kazz さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
少女が導いた答え
愛は希望も絶望も凌駕する。のかな?っていう視聴後感。
重い。ほむらちゃん、まどかちゃんへの愛が、重い。
本編を観てしばらく経つのに序盤で5人が仲良く共闘するシーンで泣けてしまうのは本編が記憶に残る傑作だからこそですね。泣き通しです。
あと世界に違和感を感じたほむらちゃんときょうこちゃんがバスに乗って別の街に行こうとする所が完全にビューティフルドリーマーだったので気になって調べたら結構ヒットしたのでみんな思う事は同じ、というか意図的な作りなのでしょう。
「焼き直し」という記事もありましたが、自分はそうは思いませんでした。
単に回帰すべき日々に戻っただけではないからです。
焼き直すのであればきゅーべぇの結界を壊した後、魔女化したほむらは迎えにきたまどかと(文字通り)末永く魔法少女たちを救いまくりました、でいいハズです。でもそうはならなかった、だからこそ「叛逆の物語」なのではないかと。
最終的にほむらちゃんの選択した答えがまどかちゃんを円環の理から引きずり出したわけで、視聴者とほむらちゃん的にはハッピーエンドなんですけど、本当に良かったのかな?まどかの心がすっぽ抜けた円環の理はこれから魔法少女たちを優しく包み込んでくれるのかな?っていう気持ちは無きにしも。
けど、これで彼女たちの物語はおしまい。いつかまどかが叛旗を翻すかもしれないし、あのままの日々がずっと続くかもしれない。願わくば後者のままつつがなく世界が巡ってくれるといいな、と思いました。