ゼルミナ さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
私の愛する80年代
2020再鑑。βで持ってるんだが、どうしよう(笑)
湯山邦彦、首藤剛志、芦田豊雄という至高の布陣で臨んだ名作。
アニメが今よりも遥かに少なく、ジャンルをはじめとする「垣根」が無かった時代の名作だと思っている。
物語は”子供向け”とも言うべきメルヘンだが、随所に挿入される絵的な遊びや良質なウィットを子供が全て汲み取るのは不可能だろう。
(実際、30代になるまで繰り返し見たし、その度に発見があった。)
そして、”萌え”という概念がまだ無かった頃のヒロインの可愛さは、今にいたるまで色あせる事はない。
…これは初恋の想い出の様に個人的な感傷であろうか(笑)
「昔は良かった」とは言いたくないし(今も現役でアニメオタクやったるわけだからね…)言う気もないのだが、80年代にあって、今は無くなってしまったものは確かにある。(昔無くて、今ある良いものもたくさんある。)
それを個人的には「なんでもアリ感」「アニメで何ができるかを見せてやる感」と表現しているのだが、本作はそれがいっぱいに詰まってると思う。
単純な娯楽になるかは分からないが、一人でも多くの人に見て欲しいなぁ。
できればTV版(「空」「海」両方)もな(笑)