ローズ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
君に届け
時は令和、場所は岡山。
地下アイドルグループのChamJamを応援するオタク達。
人気最下位の舞菜を単推し活動する えりぴよ だった。
本作品の見どころは、
舞菜の成長具合と
えりぴよのおかしな行動・言動だと思います。
まずは舞菜の事について。
7人いるチームで人気は最下位。
えりぴよ と もう1人のファンしかいません。
消極的な態度がアイドルとしてはダメな部分かも。
世の中は、アイドル戦国時代。
生き残るには貪欲な姿勢が必要かもしれません。
せめて えりぴよ みたいな固定ファンには優しくしてあげて下さい。
握手会やチェキ会などの塩対応も考え直さないと。
えりぴよの行動・言動について。
えりぴよにとって舞菜は神。
輝いて見えるのでしょうね。
チーム内での順位なんて関係ありません。
自分の世界には舞菜だけ。
「生まれてきてくれてありがとう」という思想は過激かな^^;
猪に体当たりされて骨折。
田舎でも、あまり体験できないような……
バイトできなくなり、CDを多く購入する事が不可能に。
個人的には、CDを買わせるために握手券やチェキを撮る行為はマイナス点。
妄信的なアイドル信者に お布施のような集金方法。
あまり関心できません。
しかし、えりぴよにとっては金銭の問題ではないのでしょう。
12話の えりぴよ がフェス会場で他のアイドルを見ながら低いトーンで呟きます。
「私の世界には舞菜だけだ。一番とかじゃない。舞菜だけなんだよなぁ。」
これは本音が漏れたのでしょう。
人気投票に間に合わないと分かってCDを購入した時は、
「最初から ずっと1位だよ。」とも言っていました。
舞菜を頂点とした世界が構築されているのを見せつけられている気がします。
えりぴよと舞菜の距離は縮まるのか。
今まで通りの遠慮や塩対応のままなのかは、これから次第。
えりぴよは正直は気持ちをキチンと伝えられるのか、
また、舞菜は積極的に思いを伝える事ができるのかに かかっています。
人生をかけたアイドルを推す行為。
誰にもバカに出来ません。
今日も推し事、頑張って下さい。
【おまけ】
1つ謎かけを。
舞菜にとって、「えりぴよの単推し」は、「同窓会で友人に会う」と解きます。
その心は、”さいかいでも”(最下位でも・再会でモー)嬉しい……
おあとがよろしいようでm(_ _)m