二足歩行したくない さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
そろそろ頑張ってキリトはリズベットとくっついてほしい
SAO2期。前作の続編で、主人公は引き続きキリト。
アスナや他のSAO、ALOの仲間たちも登場しますが、また別のVRMMORPGが舞台のストーリーから開始となります。
なお、本作も1期同様に2クールの前半と後半で別のVRMMORPGのストーリーになっています。
前半14話はガンゲイル・オンライン(GGO)というゲーム、残りは再びALOです。
ALOでの事件が終わった後、キリトたちはSAOサバイバーの仲間たちとALOの世界を楽しんでいたのですが、ある日、キリトは、SAOの事件をきっかけに知り合いになった総務省の職員より、VRMMORPGに関する調査を依頼されることから物語が始まります。
そのVRMMORPGの名称こそ「ガンゲイル・オンライン(GGO)」で、そこに出現した謎のプレイヤー「デス・ガン」が関わっていると思われる謎の怪死事件の真相を究明するため、キリトはALOのデータをコンバートし、GGOの世界にダイブします。
ダイブするのはキリトだけで、そこから新しい物語が始まる形になります。
アスナやシリカ、リズベット、ユイやリーファも登場はしますが、ちょい役程度です。
GGOの世界はそれまでの剣と魔法のファンタジーワールドとは全く趣の異なる銃と鋼鉄の世界で、どこか廃退的で混沌とした雰囲気です。
銃によるバトルシステムもよく考えられていて、デス・ガンの不気味さや、何よりゲームだけど本当に人が死んでいるという異常な雰囲気が非常にソードアート・オンラインらしかったです。
ヒロインも実質シノンという新しいキャラのみなのですが、この子が常に半ケツというセクハラな格好をしていて私的には大ヒットでした。
周囲からはあまり良い評判を聞かないSAO2期ですが、GGO部分は非常に良かったと思います。
相変わらずキリトの異様な強さに不自然さを感じますが、作品の雰囲気、キャラ萌え、ストーリー展開全て素晴らしい良作でした。
ただ、15話以降は、正直蛇足な感じを受けました。
ダメだったとまでは言わないものの、それまでの緊張感や作品テンポが落ちて、冗長を感じました。
直前までメインヒロインだったシノンが空気になり、SAO時代の仲間たちもリーファも、モブに落ちてしまっているのもマイナスポイント。
あと、私、アスナがそもそもそれほど好きではないんですね。
後半はアスナがメインになることと、それまでの仲間に代わって新しいキャラが多数登場するのですが、それらに魅力を感じることができなかったというのも要因かなと思います。
ラスト一話前のたたみ方は良かったです。あざとい気もしますが、単純脳の私としては感動できました。
それ以外はうーん。