タック二階堂 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
あなたの「かくしごと」は、なんですか。
詳細は公式でも。
幼い娘に、自分が下ネタ満載の作品で生計を立てる
ヒット漫画家であることを知られないようにする
ため、あらゆる努力をする主人公・後藤可久士と、
その娘・姫を中心としたギャグアニメです。
原作は「さよなら絶望先生」「じょしらく」の
久米田康治、主人公のCVは神谷浩史。アシスタント
の筧亜美のCVは佐倉綾音という、まさに久米田人脈
といったキャスティング。制作はシャフト……では
なく、J.C.STAFF……でもなく亜細亜堂です。
そして、EDは、まさかの大瀧詠一「君は天然色」!?
初回の立ち上がりは上々です。
テンポも良く、作画・キャラデザも好ましいです。
ちょっと子ども向け感はありますが、今後も期待
できると思いますね。継続視聴です。
=====第2話視聴後、追記です。
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・姫が林間学校に行くので、後藤らは別荘を借りて
リフレッシュ。でも、嵐が来て台無し。やることが
なくてみんなで漫画を描きましたとさ。
・いきなり事務所に姫が来ても対応できるよう、
毎月の訓練を欠かさない後藤たち。ある日、通報を
受けた公安警察が訪ねてきて……。
・ン年後、漫画の原稿を隠してあった倉庫に入った
JKの姫は、後藤の漫画を見つけてしまいます。
「知らなかったんじゃなくて、知ろうとしなかった」
{/netabare}
はーい、今週のかくしごとさんは以上の3本です。
ま、サザエさん方式ですよね。
ギャグセンも高いし、作画もシャフトとは違う方向
で悪くはないし、単なるギャグアニメではない要素を
散りばめているので、非常に好感が持てる作品に
なっています、今のところ。
より、ちょい黒めなメタギャグが入ってくれば、
久米田作品としては尚よし、という感じですかね。
今後に期待です。
{/netabare}
=====第6話視聴後、追記です。
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姫のところに、だてな・おとさんからランドセルが
届きます。今年も…
世間の伊達直人はランドセルを買い与えてやっている
という意識だからダメ。買い与えさせてもらってる。
それこそが優しい世界。
アニメを観てやっている。
批判してやってる人たちは耳が痛かろうw
はい、耳が痛いですw
アニメ作品を観させていただいて、ありがとう
ございます!w
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
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あれから7年後。
後藤可久士は航空機事故で行方不明になっている
妻を探すため、毎年印税から多額の捜索費用を
払っていました。
そのことが週刊誌に美談と報じられ、口さがない
ネットの掲示板には「もう漫画で笑えない」など
の誹謗中傷が。それを知り、後藤は筆を置くことを
決意します。
収入が激減し、慣れない肉体労働をして姫を育てる
後藤。そんなとき、倉庫作業で事故に遭って、
植物状態となってしまいます。
鎌倉の家の鍵を渡された姫は、初めて父の仕事を
知りますが、実は隠していた漫画原稿などを保存
していたのは後藤の妹、つまり姫の叔母でした。
後藤は梨園の大家が妾に作った息子であり、
姫の母は大物画家の娘だったのです(薄々わかっ
てはいましたが)。
そんなとき、1年ほど植物状態だった後藤が目を
意識を取り戻します。しかし、記憶を喪失して
おり、後藤は7年前で記憶が止まっていたの
でした。
{/netabare}
という最終回です。
これまで基本ギャグでしたが、姫が10歳のころの
話の中に、現在の話をシリアス調に交えてきま
した。そういった伏線を、最終話で見事にすべて
回収してくれ、しかも号泣させてくれました。
素晴らしい出来の作品。
ストーリー展開、作画のタッチ、声優の演技、
OPEDなどの音楽、どれを取っても非常に高い
レベルの良作です。1クール12話で見事にまとめ
観終わった後の余韻を感じるハートフルな
ギャグアニメだったと思います。
うん。文句なし。こんな時期に、これほどの
完成度の作品を落とすことなく完走させた
制作陣に拍手を贈りたいと思います。
( ゚Д゚ノノ"☆パチパチパチパチ
{/netabare}