タック二階堂 さんの感想・評価
3.8
物語 : 2.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
トップクラスにクズな主人公の恋愛劇。
詳細は公式でも。
さすがの動画工房です。
初回は完璧オブ完璧。とにかく観るべき作品になる
のは間違いなさそうです。
ということで、あらすじなども書きません。
今期トップクラスの期待作が素晴らしい立ち上がり
でした。もちろん継続視聴です。
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
卒業式を終えた榀子。そんな榀子の学校に、故郷・
金沢で隣の家だった幼馴染の浪が転校してきます。
一方、夜の公園で偶然会ってしまった榀子と陸生。
気まずい雰囲気ですが、友達でいてほしいという
榀子に、陸生は複雑な想いを持ちますね。
そんなシーンを目撃してしまった浪は、陸生の
バイト先であるコンビニに行き、宣戦布告します。
また、晴もまた榀子のところへ行き、陸生への
想いをぶつけて宣戦布告です。
しかし、実は榀子の心には、死んでしまった浪の
兄がいまだに棲み着いているのでした。
{/netabare}
というお話です。
いやもう、ホント素晴らしい出来ですね。
あとは好き嫌いの話になってしまうかなと。
正直、浪のイキリは好きじゃないですね。
初対面の年上の人間に「おいてめえ、榀子のこと
どこまで知ってるんだよコラ」は無いでしょ。
そして、浪の話を聞いた陸生は、バイトを抜け
出し、榀子の家で待ち伏せします。
いやいや、未練がましいし、少しキモい。
何を言うかと思ったら、{netabare}友達には戻れないけど、
下心を持って待ってる{/netabare}って、それも無いわ…
ただ、こういう感想はストーリーに入り込めている
から。視聴者の思っている通りにキャラが動く
だけが良いわけでもないです。
それなら、素直に晴と付き合っちゃえば良いわけ
なのでねw
とにかく、メインキャラが出揃って、これから
どうなるのか、楽しみですね。
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
箇条書きで。
・晴がとにかく可愛い。
・陸生マジでひどい男。
・元カノでもない振られた女の看病で朝までいるか?
・晴マジ可愛い。
晴のCV、宮本侑芽さんが良いですね。
いわゆるアニメ的な演技ができないタイプ、声質
なんだろうなと(グリッドマンで感じた)。
それが、この晴というキャラにベストマッチ。
役を選ぶタイプの声優さんだと思いますが、こういう
キャラとか、新海作品とかに合いそう。
なんとも甘酸っぱいアニメですな。
大好物です。
{/netabare}
=====第6話視聴後、追記です。
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陸生の家に、元カノの柚原チカが居候することに。
なんでも金がなく、仕事をクビになったので行く
アテがないからとか。
そんなとき、またも陸生は風邪を。
甲斐甲斐しく看病するチカ。そんなところに、
なんと晴と榀子が来て…
{/netabare}
というお話です。
また箇条書きにします。
・そんな昔の女を泊めんなよ。
・てか、なんで榀子の家でテレビの配線やってんの?
・都合よく使ってる自覚はあるんだな榀子は。
・チカは、完全に1回だけのゲストなのね。
・陸生の煮えきらなさ、未練たらしさにイライラ。
以上。
相変わらず冴え渡る作画。
ストーリーは、これは原作準拠?
だとしたら、なんというか動きのないダラダラした
話が続くなぁ…
{/netabare}
=====第9話視聴後、追記です。
{netabare}{netabare}
陸生は写真スタジオへの就職が決まって、コンビニ
のアルバイトを辞めました。
そのことを告げられていない晴は、コンビニで陸生
に会うという大義名分がなくなり、スタジオの前で
待ってたのですが、そんなことをしなくていいと
言われて自重することに。
とはいえ、会えない辛さから陸生のアパートの前で
待っていたりしましたが、そんなときに限って、
浪の家に食事を作りに行った榀子が、おすそわけで
食事を持ってきたのを送りに行って不在でした。
そして、榀子は浪とのクリパが気まずくなり、
その足で陸生たちがクリパやってる福田の家に
向かうのでした。
{/netabare}
というお話です。
えっと、また箇条書きにします。
・いくらなんでも、陸生は人としてダメなレベル
で晴に対して冷たすぎ。
・榀子、後ろから抱きつかれて拒絶した相手の
家に飯を作りに行ったり、振った男にごはんを
持って行ったり、どういう神経なのか。
・それにしても、あまりにも話が進展しない。
繰り返しますが、作画とか雰囲気は秀逸なの
ですが、いかんせん起伏のないストーリー。
あと3話?4話?で、どうなるんだろこれ。
{/netabare}
=====第10話視聴後、追記です。
{netabare}
少し評価を下げました。
ハッキリ言って何話に何が起こったか、全然
覚えていないぐらい物語に起伏がありません。
たとえば10話と9話を入れ替えても、気づかない
くらいに似たような堂々巡りです。
陸生は相変わらずモジモジくんだし、榀子は
何考えてるかわからないナチュラル小悪魔女子、
晴はワンコみたいに従順に陸生だけを好きで…
この図式が2話からずっと続いてるんですね。
いちおう時系列にするためにクリスマス、
正月を挟み込んでますが、やってることは
ずっと同じなんです…
ちょっと、これは完結するのか不安になって
きました。いや、こんな感じで2クールも
3クールもやられたら飽きちゃいますけどね。
むしろ映画で良かったんじゃないかって気が
します。作画も綺麗だし。
{/netabare}
=====第11話視聴後、追記です。
{netabare}
えっと……、また箇条書きで。
・陸生、クズすぎるだろ。
・ハッキリと晴に言わないから、傷つけることになる
んじゃん。
・榀子も大概だわ。受験の前に動揺させたくないって
言い訳で部屋に誰もいないとか言うかね。
・その気もないのに、いくら空き巣狙いが入ったから
って女の子の部屋に泊まんなよ。
・浪は付き合ったらDV彼氏になるタイプだね。飯を
作りに来る頻度が減るからって、そこまでキレるか?
・晴がかわいそうで涙が出てくる。あんなクズ男、
もう諦めたら?
・とは言え、晴がアパートに来て鉢合わせたシーンは
結果的に何も言えなかった陸生のヘタレさを評価。
「い、いや、これは違うんだ」とか言い訳してたら
もっとクズでしたw
・てか、てめえは晴に言えずにいるくせに、榀子には
コソコソするのは嫌だとか、どんだけクズなの?
アニメは多少の誇張があるから、実際リアルでは
そんなハッキリはしないよということはあるけど、
それにしても陸生は……いや、榀子もだけど、行動
できなすぎて、結果的に周りを傷つける「動けない
クズ」すぎます。
付き合いだした?ことを、自分に好意を向けている
人に言い出せずにいることで、結果バレて修羅場に
なるという、無自覚クズ。
とは言え、ようやく話が流されるように動き出した
のは良かったと思います。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
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逢引をしているところを浪に見られた陸生と榀子。
キレて諦め、立ち去る浪を、榀子は追いかけて
謝罪します。
その姿を見た陸生は、榀子が本当に大事に思っている
人は自分ではないと気づきます。
そんな違和感を陸生は耐えられず、別れて友達に
戻ることを提案します。
そして、陸生は晴のバイト先に行き、母親の家にいる
ことを教えてもらうと、陸生は晴に会いに行きます。
バス停で再会した晴に、好きだと気持ちを伝えます。
はたして晴の返事はいったい…
{/netabare}
という最終話でした。
はあ?
いや、これまでそれだけ邪険に扱ってきて、しかも
別の女と逢っているところを見られて、今さら?
しかも、そこまで散々、ウジウジとこだわり続けて
きた榀子を「違和感がある」って別れるとか。
制作陣は非常に優秀だと思います。
わからないけど、原作がこうなんですかね。
とにかく陸生と榀子がクズに描かれています。
うーん。
作画も声優も、まあ音楽も素晴らしい出来。
さす動画工房。
でも、ストーリーとメインキャストのキャラが最悪。
これ、好きじゃないです。
{/netabare}