kazz さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
設定が面白い
原作未読。
大国間戦争が停戦し、焦土と化した帝国で戦後復興のために戦災を取り除くことを目的として設立された部隊「陸軍情報部第三課」の物語。
架空の世界でありながら、技術レベルは第一次大戦と第二次大戦の中間くらい。
そのため戦争で最も強力な兵器は戦車なのだが、帝国ではショッカー並みの非人道的な科学者により改造された人間で編成された「インビジブルナイン」と呼ばれる部隊が非公式に存在していた。
主人公はその「インビジブルナイン」からはぐれた?巨漢。
青色のガス灯により恐怖心や痛みよりも敵を殲滅することが最優先となるように改造されており、対戦車用の銃「ドアノッカー」を以て、捨て身で戦車に接敵し装甲の薄い箇所やペリスコープを撃ち抜くことで戦車に対抗する。
大変良いフックでした。
中盤までは戦後復興期に不正を働くものを懲らしめるっていう構図で物語が進行します。大好物です。
が、終盤に向けて主人公たちが精神的に揺さぶられる前に敵と第一課と第三課の三つ巴の交戦があるわけですが、第一課が味方を殺した敵を平然と逃がしながら第三課には執着するっていう場面は原作でもあの展開なのでしょうか?もう少し彼我戦力差があって逃げられた感を出してくれないと納得できません。また終盤はバトル漫画のように延々と同じ場所で物語が展開するのでダレちゃいました。最終話まで戦ってるんだもの。
終盤を1話絞って、最終話に普通の日常回を入れて「これからも復興業務頑張ります!」ってしてくれてれば自分好みな感じでした。