ねごしエイタ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
カナメの成長と人柄、クランの誓い
何らかの争いからはじまり、友人からの巻き添え?みたいに届いた無料ゲームのアプリ「ダーウィンズゲーム」を起動させてしまった、スドウカナメに起こる数々の試練なお話です。
カナメには、訳も分からず、襲い掛かる敵、カナメの友人から語られるダーウィンズゲームとは、何なのか?です。
相手を殺すか殺されるか?の展開と、ゲームを起動させたものに備わる「シギル」と呼ばれる能力は、何なのかもわかっていくです。
シギルにおけるカナメの駆け引き、状況把握、窮地を抜け出す逆転能力が、面白かったと思うです。
迫りくる敵、友人に起こった悲劇、突如開始されるイベント、戦いを通して得られた仲間、成長、ダーウィンズゲームをどうするのかの決断、乗り越えられた先に待ち受ける新たな試練、さらに始まろうとする悲劇、どうしようもできなかったことに対するカナメの覚悟といったところでしたです。
カナメが危機的状況になったときにシギルを発動させた事が、大きな進展の第一歩だったのは、過言でなかったと思うです。
それが、{netabare}一番強力な仲間を得てかつ、さらにカナメを成長させる大きな展開を切り抜けられたのです。偶然か必然の出会いから、そこでカナメ自身が何をするべきなのかを認識し、数々の困難を乗り越えられた「宝探しゲーム」が印象的だったです。
最悪な敵を目の前にしながらも、臆せず大勝負に出ることのできる精神力は、仲間の協力を無駄にしない、「ダーウィンズゲーム」を終わらせるためにも、クリアする以外に方法はないというカナメの強い決心だったと思うです。
そこで目をつけれれたばかりに、カナメとって思いもよらない事態へと急変したです。{/netabare}手を尽くしてもどうしようもできなかったカナメ自身が、「ダーウィンズゲーム」に対する甘さを目の当たりにした時、本当に何をするべきなのか?を知ることになるのです。
一番最初のころとは思えない、覚悟を決めたカナメの行動、仲間との連携には、驚かされたです。ここまでは、悪くなかった思ったです。
残念なのは、話数が限られているためなのか?お話が根本的な解決に至るところまで続かず、今カナメ達がこういうことをしているというところで、終わったことです。また、最終回で仲間がそろった一場面などで、作画が変に変わったところも私には見うけられたです。