たわし(爆豪) さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「バーズオブプレイ」感想
原題は「Birds of Prey and the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn(バーズオブプレイとハーレークインによる素晴らしき解放)」とでも訳しましょうか。。。
日本でもアメコミファンの中では人気の高いハーレークインがおまけで出てくるような映画かと思いきや、日本の「 ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey」でしっくりくるくらいほぼハーレクインの独壇場であり、バーズオブプレイがおまけです。
まあ、アメリカのアメコミファンでも「バーズオブプレイってなんぞや?」と思っているくらい知名度の低いDCコミックのシリーズなので、「JOKER」も当たったし、ハーレークインを前面に出してきたのは正解だと言えます。
内容は狂っていながら義理と人情で動く女性版「デットプール」ことハーレークインが、ユアン・マクレガー扮するゴッサムマフィア(原作だと化粧品会社の社長)ブラックマスクとあるお宝を巡って抗争になり、そこにブラックキャナリーやハントレスといった女性のヴィジランテ(自警団)と合流しながら対決するという形になっています。
今回はアメリカのアジア系の女性が監督し、女性だけの一応ヒーローチームが描かれるので、マイルドな仕上がりになるかと思いきやキチンと「R15指定」のバイオレンスなアクション映画となっているので、それなりに楽しめましたが、ゴッサムシティが舞台なのにいつもの「バットマン」や「ジョーカー」などの誰もが知っているキャラクターが出なかったことと、コロナウイルス騒ぎで映画館の興行がうまく回っていないことも踏まえてアメリカでも期待以上の成果が出せませんでした。
去年の「ジョーカー」や「エンドゲーム」の盛り上がりにしては小振りなアメコミ映画なので、DCも少しがっかりしていたのではないでしょうか?
ちょっと最近は欧米でコロナ感染症のせいで、映画自体が次々と公開延期だということを踏まえても、今後のDCやMARVELの映画の行方が気になります。