徳寿丸 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
王道と邪道の融解点
原作未読(2020.3)
まずこの作品にまつわる裏話から・・・実は原作はアニメ終了に合わせてほぼ打ち切りぎみに終尻(しゅうけつ)の憂目にあっています(作者がブログか何かで暴露しています)。理由は定かではありませんが、アニメ放映中にも関わらず掲載紙の少年サ○デーにおいて扱いの酷さ等言われてますがあくまで作者側の言い分なので作品がコンテンツとしての寿命だったのかもしれません。
それはさておき、この作品で特筆すべきはこれだけうら若き女性が水着で水上バトルを展開し、且つ下品な感じの必殺技を出しまくるにも関わらず全くエロくない事です(あくまで私感)。キャラデや肢体の崩壊等も目立ってあるわけでもないのですが全然エロくないのです。普通の王道スポ根アニメなのです。技名等笑ってしまう部分もあるのですが個人的に物語は「火の丸相撲」、設定は「咲」、露出は「一騎当千」といった所でしょうか。よって自分はこの作品は許容範囲ですし悪くない作品なのです。しかし、それは男側からすれば・・・という事です。
全編視聴して唯一違和感を感じたのは「これって女性を馬鹿にしてないか?」という事。基本「尻」「胸」を武器として闘うわけですが男性から見て女性に劣情を覚える部位でもあり女性が劣等感を抱きやすい部位でもある。逆に男性側であれば「陰茎」とも言える。それを武器に茶化した必殺技のネーミングで公営ギャンブルとして大観衆の前で闘うような作品が許されるだろうか?完全にギャグやエロに特化してれば掲載誌によってはありかもしれないが前述したように王道のスポ根テイストなのです。真面目に競技をしてる分、違和感が際立ってしまい馬鹿にしてんのか?と個人的には感じてしまうのです。そういう意味でどうしても許せないと感じる人もいるのではないでしょうか・・・まぁそれが打ち切りの要因とは言えませんがね・・・。
私のツボ:紺のタイトスカート姿の方が良い!