ローズ さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
カーテンコールを もう1度
極度の人見知りで緊張すると案山子のように固まってしまう桜木ひな子。
憧れの演劇部へ入部するために高校を選んだのだが、休部状態。
桜木は下宿先で劇団を立ち上げるのであった。
日常系作品ですが、「演劇」という軸があります。
作中では文化祭と劇団ひととせの舞台がありました。
折り返しの6話で文化祭というのは理解できます。
しかし、劇団ひととせの演劇は2回もあったのに軽く触れていただけ。
これでは演劇が軽視されているように思えます。
演劇を軸にするのであれば、文化祭単体、
又は、文化祭と劇団ひととせの1本づつと丁寧に扱って欲しい所です。
日常系としてはどうでしょうか?
演劇を取り入れるのであれば、学校行事などが少ないです。
演劇部を復活させて文化祭で発表。
それ以外は学校や喫茶店・本屋の日常で足りるはず。
バランスが悪いです。
日常生活に演劇を入れたかったのでしょうが、
その足枷のために無理なスケジュールに。
芝居の稽古は専門的になると日常系としては異物になるので排除したのでしょう。
日常系作品としては及第点ですが、満点までは届きません。
もう少し芝居(演劇)要素の強い作品を希望します。
私が小劇場などで芝居を観た事などを部分ネタバレで余談として書いておきますね。
【余談】
{netabare}私の友人は芝居をしていました。
小劇場レベルでは、そこそこ有名な劇団の芝居にも参加した事があります。
(岸田國士戯曲賞の受賞歴がある劇団です)
バイトと芝居の両立で大変そうでしたね。
という訳で、お酒などの贈り物は喜ばれました。
一番、喜んだのはランディー・ローズのTシャツだったかなぁ。
「ガラスの仮面」を読んで芝居の世界に入る人が多いそうです。
本当の実力社会。
独り身だったら当人次第ですが、家族がいると話は違います。
バイトと演劇の両立は大変です。
家庭を持ったのであれば、早めに どちらかを選択しないと人生が詰んでしまいますよ^^;{/netabare}