やまげん さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
賛否は分かれそう
良くも悪くも、TV版のストーリーをなぞったような展開が多くて、期待していたほどの出来ではなかった。
4年経ってムサニがガタガタになって人が減っていたり、三女の続編が別作品のようになっていたのは、ちょっと悲しい。
時間が短いので仕方ないとは思うのだが、キャラごとの成長や心情の変化などが描き切れていない気がする。特に、宮森が劇場版の制作を通してどう成長したのかがわかりずらく、受け止め方に困った。
冒頭で、TV版のあらすじをデフォルメキャラが説明するシーンと、宮森・ロロ・ミムジーが歌って踊るミュージカルのようなシーンは、何を狙って挿入したシーンなのか全く不明で、なくてよかったと感じた。
宮森と楓がげ~ぺ~う~に乗り込む際のバトル描写や、作中で制作した劇場版アニメのラストシーンなどの作画はすさまじかった…のだが、SHIROBAKOという作品にそれほど作画要素を求めていたわけではないので、ストーリーでがんばって欲しかったなあという気持ちがぬぐえない。
どうでもいいような話だが、この劇場版で一番ぐっときたキャラは遠藤の奥さんである。