ねごしエイタ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
人生における本当の居場所
チーという女性が、幸福路に帰ってきて変わった故郷を見て、これまでを回想し今に戻るお話だったです。台湾が舞台で、アメリカに変わると英語で話したです。
チーの幼き頃から現在をやや詳細に描いている分、時間の長さも感じられたです。
作画は、今では珍しい平成になる前の昭和を思い起こすような絵に、感じられたです。私には台湾の方、独特の人物設定だったと思えたです。
亡くなったお婆ちゃん、両親、友人とのやりとりが、チーにしかない特別な体験だったようです。
特にお婆ちゃんの存在は、とてつもなく大きかったようです。
思い描いた日常と違う毎日を送っていたチーに、唐突な出来事がきっかけで、アメリカに行くことになった経緯が、人生を変えたようだったです。
出会いであったり、生活であったりでしたです。
今に戻ったときに出したチーの結論は、自分の居場所がどこなのか?を、認識したと過言でなかったです。
それを決めたとき、私にはチーが選んだ生活の一部を否定することに、つながっていたようにも見えたです。
どういうことであれ、チーを優しく迎えてくれたチーの両親が、とても良かったです。どんな未来に進んで、どの場所にいても帰る場所は必ずある、といったことだったのでないだろうか?を見た気がしたです。