退会済のユーザー さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
全て高水準だが、この作品ならではの強みが欲しい(386)
物語 213/300点
話は王道で面白いが、どうしてもギャグとシリアスが混ざってしまうジャンプ作品の特性上、どっちつかずになってしまっている印象を受けた。
(平均Bとして)ギャグB+,戦闘B+,伏線B+,感動B+,テンポB+みたいな印象。確かに面白いけど、A級作品には及ばずと言ったような。何か一つ強みが欲しかった。
キャラ 32/50点
無理やりキャラを立たせている感じがする。ある程度の迫力はあるが、芯の部分がどうしても魅力に欠ける。
作画 50/50点
ufo様が本気を出している。鬼滅に合わせて線が濃くなっていたりと、しっかりと雰囲気も出せていると思う。
声優 43/50点
豪華ではあるが、合っているかと言われると微妙。
音楽 48/50点
竈門炭次郎のうた、あれ最高。
総評 386/500点
声優、作画が異常に気合いが入っていた+丁寧な王道作品なので、若者一般層には流行るべくして流行ったのだろう。まあ鬼滅をきっかけにアニメにハマってくれる人が増えるのならば嬉しい限りだ。
dアニの人気投票でぶっちぎりの1位を獲得したのは流石にどうかと思うが。あれは鬼滅しか見てない層の票が一定数ありそうで悲しい。
p.s.
原作について。テンポ良く進んでいくのは好感が持てるが、
戦闘→お涙頂戴→戦闘終了→ギャグパート→…
ずっとこの繰り返しで単調すぎる。戦闘中に回想が入った時点でそのキャラの死亡が半ば確定するのにはうんざりだ。しかしジャンプの中では展開も早く、高水準ではある。あとは集英社が金銭欲のためにこの作品を延ばさないよう、願うばかりだ。
さらにp.s.
完結した。終わり方をどうこう言うつもりでは無く、終わったのだな、と。暗殺教室然り、近年のジャンプは意外と人気があっても終わらせてくれるらしい。素晴らしいことだと思う。
俯瞰的に見ると、全体的に一貫性があって分かりやすく、明快かつ王道を行く作品になっているので、普通に面白かった。しかし、やはり単調すぎるので、ある程度深みを求める人には合わないだろう。
最近何かと鬼滅は伏線が、残酷さが足りないと言って批判する人が多いが、そもそも読者のターゲットが少年向けなのでその否定はおかしい。アンパンマンにバトルの残酷さが足りないと言っているようなものである。
ただ、ここまで売れたことに対しては疑問を覚える。小中学生の間までなら分かるが、高校生以上には正直ウケないと思った。