薄雪草 さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ときの詠めにうばわるる うつしの君の名はととう
私の胸は、震えている
君の声が、響いている
君は、素知らぬ顔をして
私を、見知らぬ人にみる
瀧くん。
おぼえて、ない?
瀧くん、なのに
名前
呼んでほしかったのに。
~ ~ ~
フライング、だった
きみに、呼ばれたのも
きみに、尋ねたのも
きみから、受け取ったのも
きみから、聞いたのも
最初の、すれ違い
ただ、立ち尽くしていた
フライヤー、だったのか
世界中が息をのむ
一世一代の天体ショー
きらめく輝きに、心は浮足立つ
何かを、願うべきだったのだろうか
永遠の、すれ違い
ただ、見送っていた
よすがを、知る由もなく。
~ ~ ~ ~
うしろのひとは、だれ?
かごめにとらわれてたのは、なに?
見えそうで、見えない
届きそうで、届かない
かたわれどきに、なにしていたっけ
なんだっけ
かたわれどきって。
~ ~ ~ ~
変わらない時間
せますぎる町
彗星は、マレビトだ
ハレを、連れてくる
つかの間に、身体のぜんぶをゆさぶり
とわの内に、心のすべてを奪っていく
名残は、あとかたもなく
余波だけを、遺していく
時間は、流れていく
空は、広すぎる。
~ ~ ~ ~
口噛み酒は、もう要らない
分かりあいたいココロに、やっと追いつけた
分けあいたいココロに、やっとたどりつけた
飽きることなくぶつけあった
ふたつの、セカイ
寝ても覚めてもめあわせた
たがいの、キモチ
あいさつもなしに途切れた
ひとつの、カタチ
いま、ムスビの証として
強く、コトバに
{netabare}きみの なまえは。{/netabare}