二足歩行したくない さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
リズベットの幼なじみ感がたまらねぇ
川原礫のライトノベルが原作のアニメ。
その後続くSAOシリーズのアニメ一作目です。
近未来、特殊なヘルメット型デバイス・ナーヴギアを装着してログインする世界初のVRMMORPG・ソードアート・オンライン(SAO)が、ベータテストを経てリリースされる。
主人公「キリト」は、ベータテストからやり込んできたプレイヤーの1人で、心待ちにしていたSAOの販売当日、ナーヴギアを装着し、SAOの世界にダイブするところから物語は開始します。
SAOの世界を楽しむ約1万人のプレイヤーは、やがてメニューにログアウトの表示がないことに気づく。
ゲーム内に閉じ込められたプレイヤー達の前に、ゲーム開発者である茅場晶彦がアバターとして現れ、自発的なログアウトは不可であること、最上階第100層のボスを倒すことのみがクリア条件であること、そしてゲーム中の死は、現実世界のプレイヤーの死亡を意味することを告げる。
異世界転生ものでは無いですが、異世界で俺TUEEEE主人公の走りのような作品です。
主人公のキリトくんはチート的なプレイスキルを持っていて、パラメーターアップに固執していないソロプレイヤーにも関わらずゲーム内最強の能力を持つという、効率厨とボトラーが上位ランカーを占めるMMORPGにおいて稀有な存在として描かれます。
ツール類を使った様子もなく、視聴時はゲームシステムどうなってんの?と思わないでははなかったです。
最初はゲームシステムに沿ったテクニックを見せていましたが、数話ほどで特に苦労した様子もなく上位プレイヤーとしてブイブイいわせていたので、何かわからないけど急に強くなった感じがあり不自然さがあったように思いました。
その辺、もう少し説明が欲しいと感じました。
2クール作品で、SAOの世界は1クール目、2クール目はアルヴヘイム・オンライン(ALO)という別のゲームになります。
独立した話ではなく、SAOありきのALOなのですが、個人的には1クール目の設定が衝撃的なのと展開がうまいので、2クール目は惰性感がありました。
作中の絶望感はSAOの方が強くて面白いのですが、ALO編もダメだったという訳ではなく、勧善懲悪の素晴らしいラストだったと思います。
また、ALO編も見ないとスッキリ終われない内容になっているため、2クール併せてSAOという作品だと思います。
シナリオのテンポは良かったと思います。
ただ、キャラの使い捨てがあって、後で出るのかなというキャラがそれっきりだったりすることが多く、結局のところキリトとメインヒロイン「アスナ」の物語となっています。
この手のアニメには珍しく、ハーレムにせずに序盤で主人公はアスナに心を決めているのも特徴だと思います。
ALO編ではヒロイン交代の懸念がありましたが、ラストはちゃんとアスナが持っていくところがブレなくて好感を持ちました。
ちなみに私的には圧倒的にリズベットが好みなので、ヒロインがアスナ確定した時は、ぶっちゃけちょっとがっかりしましたね。
2期も続けて視聴予定です。
ただ、一期で結構やりきった感があるのですがどうなんでしょうか。