ゆきまつ さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ジャンルと設定が迷子になるアニメ
エイルシュタット公国公女フィーネと魔女の末裔イゼッタが戦争に巻き込まれつつも自国の平和の為に戦うストーリーになります。
1〜3話の導入部分がとても良かったです。
戦争における科学と魔法の差別化が上手く表現されています。フィーネとイゼッタの出会いの演出も良かったです。
しかし後半、突如時代設定から逸脱したクローン技術とクローン魔女が登場して舞台設定を崩壊させます。その結果ただの魔法合戦となってしまい戦争のリアリティが失われてしまいました。(ファンタジーとして成立させたいのであれば最初から路線を固定すべきだったのでは…)
フィーネとイゼッタについては終始丁寧に表現されていて良かったと思います。その反面サブキャラの扱いは少し雑で残念でした。たまにある萌え要素もこのアニメには不要に感じました。
(失礼ですが)某ヒゲのホワイトドールの劣化版に感じました。ファンタジーアニメとして最初から観れればそれなりに楽しめると思います。