シボ さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
その響き・・琴線に触れたよっ!
全国大会を目指す筝曲部の青春部活ストーリー2期です。
1期の邦楽祭の演奏後から物語が始まります。
全国に行くぞ~って目標のもと、一つにまとまっていた筝曲部に、
愛とさとわ、武蔵と妃呂の恋模様が絡んで少しぎこちなくなったり
しちゃいます。
浮ついた気持ちで集中出来ない妃呂は恋心を封印しようとします。
そんな時
察しの良い滝波先生は妃呂に好きだって感情を音楽に活かせって
素敵?なアドバイス。
光が見えた妃呂は同じく悩んでたさとわに好きな気持ちを我慢しないで
いいんだよって悩む後輩にナイスフォロー。
みんなが感動するくらい相手の事を大事にしてるのが伝わって
素直に恋を応援したくなるんです。
三バカトリオも相変わらず真面目でとことん良いやつってぶれません。
(この3人には春が来る気配すらないです><!)
そして部員だけでなく、
滝波先生や堂島晶先生までがこの子達の熱にあてられて筝曲部の素敵な輪に仲間入りです。
2期で加わったキャラでは晶先生の存在が良かったです。
全国へ行くためには、やっぱり技術を教えられるスペシャリストって
必要ですよね。
それもさとわや晶のお兄ちゃんのような天才的な人よりコツコツと
努力すること、技術を積み上げてコンクール1位までのし上がったっていう彼女は先生としてピッタリだったのは説得力あります。
まあそんなことより穏やかに笑えるようになった晶先生が
可愛すぎるってことにつきますけど(笑)
(それにしても筝曲部の女性陣、さとわ、妃呂、晶先生、あっ光太もか
みんな魅力的だし可愛いな~~)
時瀬の筝曲部は、いつの間に凄いメンバー集まってます。
顧問には音楽のサラブレットで天才な滝波先生。
技術顧問に努力でコンクール頂点まで駆け上がった晶先生。
箏の世界での天才少女のさとわ。
ある意味天才かもってくらいの吸収率の愛。
努力でさとわや愛に必死にくらいつく部員達も相変わらず熱い!!
終盤、いよいよ全国大会神奈川予選。
1話づつ使っての姫坂女学院と珀音高校のこの大会までの道のりについて
を描いてからの演奏シーンで大会を盛り上げます。
姫坂の迫力のある演奏は素直に凄いなって思いました。
珀音の古典はやっぱり聞きなれないせいか正直自分には難しく
感じたかな。
そして視聴する側の緊張を最高に高めた状態からの
時瀬高校の「天泣」!
演奏直前に客席のドアが開いてのさとわの母親登場に、もう始まる前から泣けちゃいます~~><!
そして冒頭静寂の後 さとわの「タカ タカ タカ タカ タ~ン~・・♪」
一音の優しくて綺麗な響き・・・・
フラッシュバックするさとわと母親の物語が相まって
心のざわざわ、涙が止まらないっ。
続く愛とさねの十七弦の優しい低音・・素晴らしいんですけど。
そして1、2箏の華やかなメロディが重なりもう圧巻なんです~~
完全に心もってかれました。
なんだろ、箏の響きって本当に人の心情を重ねるのにとっても
合ってるな~って思いました。
演奏中に振り返る様々な過去のシーン、
語られるさとわと母親の心の内、箏の調べと共に違和感なくすんなり耳に入ります。
ちょっと大袈裟かもしれないけど
「琴線に触れる」って言葉の語源の意味が初めて理解できたかもなんて
思ってみたり。
こんなにも心が揺さぶられる演奏シーンってなかなかないです。
(そしてこの天泣をはじめ数々の楽曲が原作者アミューの
お母さん、お姉さんの作曲ってのがまた震えます。)
結果、神奈川代表は時瀬高校に。
最後は演奏後にお互いを探してた、さとわと母親の再会。
八重衣で届かなかった母への想い。
「今度は間違えなかった?」って大泣きするさとわの姿。
こんなの部員じゃないけど、よかったね~~ってまた涙です><!
全国へ向って原作は続いていきます。
是非、全国での演奏も聴きたいのでアニメ化をして欲しいな。