88. さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
アニメ作りの大変さを知る
武蔵野アニメーションのメンバーが集まってアニメを作る話。
SHIROBAKOのテレビ放映版はかなり好きだったので、それなりに期待して観にいきました。
まず冒頭、テレビ放映版と同じ感じで車のシーンから始まり、あー、テレビ放映版のトレースねーとこ思いながら見てたら、人が…?少ない…?
みたいな感じになってどんどん引き込まれました。
中盤で、人が少なくなった理由もあったし、みなそれぞれ4年後の生活が描かれていてとても良かったと思います。
テレビ放映版を見てない方でも、冒頭におさらいみたいなのが数分あるので十分わかると思います。
個人的に良かったなと思ったのが、
着物姿のみゃーもりが戦闘するシーン、めちゃ動いてる感じで良かったです。かっこいいし可愛かった。あと、肩出すシーンも良かった。
4年後ということで、みんながそれぞれの道に進んでいて、大きくなったんだなぁ、という謎の親心が生まれたと同時に皆がそれぞれ再集結するのがエモかったです。
一方で、あんまりかなって思ったのが、
2人の新キャラが出てきたのですが、
あまり深掘りもされず、ただ新キャラがポッと出てきただけ、みたいな印象を受けました。
現実的に考えたらすごくリアルなので良いんですけど、もうちょい深掘りして欲しかったなぁって感じです。もしくは、BD特典にOVAか何かでそれぞれの新人にスポット当てた話があるととても良いかも。
まぁ、映画という媒体で新キャラに十分なスポットは当てられないので難しいかなぁと思いました。
あと、みゃーもりのドーナツガンギマリがテレビ放映版の10倍くらい濃かった気がしました。
中盤、みゃーもりが壊れたのかと思った。
あと気になったのは、絵の教室のシーン、多分色々な手法でアニメーションが描かれてそうな感じだったので、円盤買ってゆっくり見直したいなと思いました。
あと、全体的に話が暗めです。
ところどころギャグがあって笑ったり劇場が湧いたりするシーンはあったんですが、やっぱり全体的にリアリティ高すぎて若干つらいなってなりました。
主題歌も良かったです。
テレビ放映版SHIROBAKOのどす黒い業界の闇を見て、楽しめる人には楽しめるかと思います。
とにかく武蔵野アニメーションが色々変わってるので見てほしい!!!