kiminttea さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
苦手でした
PA Worksということで配信で数日で一気見。
アニメ制作にかかわる方々の群像劇。メインの高校アニメ部の5人それぞれがクローズアップされるわけでもないが、大人も描かれているのはリアルにしようとしたのか。
のっけから、アニメ制作用語が全く分からなくてストーリーについていけない。2クール目に入ったあたりでストーリーの中で用語解説をするようになったのは、放映中にクレームが多かったのかな?と勝手に想像。だったら最初から自然とわかるような脚本にすればよいのに。
大まかには2部構成。
{netabare} 前半と後半でそれぞれテレビ放送のアニメ作品を手掛けていき、その過程ですったもんだがあり、みんなで頑張って作品を作り上げていく中で、アニメ部の5人も成長していくお話。 {/netabare}
苦手だったのは主に次の点。
{netabare} 狂言回し(主人公の心の声?)としてしばしば登場する縫ぐるみの小芝居。登場人物のエピソードできちんと心情や身上を描いてほしい。わざわざ登場させて解説する意味が分からない。 {/netabare}
{netabare} それと「悪役」の扱い。その他の登場人物を悪役にしないためなのか、わかりやすい悪役は一人だけで此奴がとんでもない。こういった業界の内情には全く知見がないが、モデルになっているであろう大手出版社にこんなにレベルの低い人が実在するものなのか?
あまりに分かりやすく悪役を一人に押し付けているので、他の人たちの「リアルさ」が薄れてしまっている。 {/netabare}
結局は、アニメファンがアニメ制作現場を知った気になるメタ作品なんですかね。最初に書いた専門用語の投げっ放しな姿勢といい、中途半端にアニヲタを狙ったんでしょうかね。
キャラの設定やデザイン、ストーリーのプロット自体はとても好きなのだが、見せ方がなじめなかった。
なお、劇場版もこのノリが強調されていますので、TV版のノリが苦手な方は劇場版もお勧めしません。
悪口を書いて、好きな方には申し訳ありません。