「劇場版「SHIROBAKO」(アニメ映画)」

総合得点
80.4
感想・評価
352
棚に入れた
1689
ランキング
458
★★★★☆ 4.0 (352)
物語
3.8
作画
4.1
声優
4.0
音楽
3.8
キャラ
4.1

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ネタバレ

kiminttea さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

TV版のノリについていけた人なら…。

TV版は視聴済みです。
色々あって落ちぶれているムサニが、みゃーもりの頑張りで劇場アニメを作り上げる物語。その過程でTV版のキャラたちが再集結してお涙ありで頑張り、悪役は他社の一人だけという構造もTV版と同じ。
TV版のノリについていけなかった自分としては、今回もやっぱり駄目だった。

この先は悪口なので、気を悪くしたくない方は見ないでください。
{netabare}
特にダメだったのが、みゃーもりが劇場アニメ制作に乗り出そうと心を決める一番大切なシーン。 
{netabare} ここを謎のミュージカル仕立てにしてしまい、結局何が彼女を駆り立てたのかがぼやけてしまった。そのため、ラストシーン作り直しにしても、元々の彼女のモチベーションがどこにあったのかわからないので、なぜリテイクの決断に至ったのかがボケボケ。なのでカタルシスもなし。
{/netabare}

あと見ていて気分が悪くなったのが、登場人物たちのことごとく社会人失格レベルの脇の甘さ。
{netabare} もしこれがリアルなアニメ業界だというなら、「やりがい搾取」の上に成り立っている日本のアニメ業界は、人口減少の流れの中で、組織で攻めてくるネトフリや米中韓の制作会社に叶うわけがない。 {/netabare}

そのほか、遠藤君の拗らせぶりとか杉江Gの子供イベントとか、本筋にはどうでもよい。
斯様にストーリーがスカスカなのを、どうでもよいエピソードで尺を稼いでいるように感じられてしまい、途中から苦痛になってしまったのが正直な感想です。{/netabare}

唯一良かったのは、ずかちゃん。
{netabare} わかってはいても、いい役をもらっていいセリフを話し、それがずかちゃんの境遇に重なって、少しウルっとなった。 {/netabare}

まとめると、TV版のノリが好きな人は楽しめるかな。
そうではなかった方は、無理に劇場まで行かなくてもよいと思います。
悪口で気分を悪くされた方がいらっしゃいましたら、大変失礼しました。

投稿 : 2020/02/29
閲覧 : 245
サンキュー:

10

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