Appleモンキー さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
また続編が見たいですね!
アニメの放送は2014年ころ、
だったと思います。
2クールで、アニメ2本分の制作にまつわる
お話でした。
アニメを作りたいという夢を抱き、
アニメ業界にはいるも
目の前の仕事の現実とのギャップ
それでもそれぞれの登場人物の
思いにスポットが当てられ
ほっこりする、そんなアニメでした。
特に12話の杉江さん無双回と
19話のずかちゃんの回が神回でしたね~
さんじょ、のアニメ制作が終わり、
ハッピーエンドでしたが
現実はそんなに甘くない!
ということで、劇場版も
世知辛い?アニメ業界の現実からスタートでした。
出だしは「むかしむかし武蔵野アニメーションがありました」という、
ミムジーとロロのナレーション
アニメの復習を兼ねているのですが
ありし日の、
活気があった時代の
武蔵野アニメーションの回想でもあるのでした。
アニメ版から4年がたち、
いまや4人くらいしかいない
武蔵野アニメーション…
制作していたアニメが
突然ポシャり、
古くからのよしみで制作を請け負っていたので
契約がしっかりしておらず
一気に経営が傾き、
かつてのメンバーは
ちりぢりに…
社長は引責辞任して
ナベPが社長に。
アニメは下請け仕事になり
クソアニメを作る日々…
アニメのラストを知るファンとしては
ショッキングでしたね。
元社員は引退して
小さな喫茶店の経営を。
みゃーもりが、喫茶店に顔をだし
カレーを食べるシーンは泣けますね。
なぜ、こんな状態に…
という悲壮感
そんな中、突如舞い込んだ
劇場アニメ制作の依頼
公開まで10ヵ月なのに、
制作会社がアニメを作ってなかったということで
元請けとしてムサニに依頼がきた、
いわくつきの案件です。
そんな無茶な
ということで、
引き受けるか決めかねていた
みゃーもりですが、
徐々にエンジンがかかり、
やったるぞ!と、
ここはミュージカル調の
斬新な演出だったんですが、
冒頭からの、うだつの上がらない日々から一転
やる気を取り戻していくということで、
観ているこっちも
楽しくなる演出でした。
そこからは、木下監督を呼び戻したりと
昔の、さんじょ、のメンバーが
再終結!
ここは展開的にもアツいんですが、
「そういえばこの人いたなー」という懐かしさと
ギャグ要素と、
新たなキャラの一面(特に、ゴスロリの小笠原さん)が見れ、見ごたえがありました。
結構、映画館も笑いの声が上がってましたね。
そして順調に進む制作進行ですが、
色々山あり、谷ありで、
終盤の見せ場は
やっぱり
みゃーもりの「殴り込み」のシーンですね。
23話で、木下監督が出版社に
殴り込みかけましたが、
今度は、みゃーもりが
必殺仕事人的な感じに「殴り込み」。
壮大に戦う演出シーンが流されたあと、
一秒だけ
入館証、が映ってましたね。
戦ってないやん!(笑)
入館証使って普通に入ってるじゃん、
と一秒だけ
そんなシーンが入り込みましたが、
その後、相手の社長と
きっちり話を着け、
勝利
そしてアニメは無事、
完成したのでした。
がここで終わらない!
完成品を観たけど、
なんか違うと
木下監督。
この時点で劇場公開まで
3週間なんですね。
これでいいじゃん、と
今さら、ちゃぶ台返しはできないと
木下監督は思うのですが、
最後の最後で
作品作りの拘りを
皆が出し、
「最後まで作りましょう!」という
アツい展開!
最後の最後まで
山あり、谷ありでしたが、
最後は前向きな感じで
お約束のドタバタが
観ていて気持ちよかったですね。
ずかちゃんも
この劇場アニメに声を当ててるのですが、
19話を思い出して
泣ける…
劇場版もSHIROBAKOらしい展開で
大満足でした。
また続編やって欲しいですね。
今度は七福神を完成させて欲しいですね。