シボ さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
心が温かくなる作品
おじいさん(リンの父)の葬式のシーンから始まります。
親戚の中では厄介者となってしまうリンちゃんをダイキチが引き取る流れで
物語がスタートしますが、きっと現実は多くの場合はリンちゃんは施設に行くことになるのかなと思います。
そんなことを思うとおじいさんとリンの母親にはどんな理由があれどあまりというか全く共感、同情することは出来ません。
実際には母親になれない人っているんだろうな~。
ダイキチはどういう気持ちで最初引き取ったのかな?
やさしさなのか、自分の身内の起こしたことによる責任感、同情なのか・・
子供を引き取ってからの大変さはアニメで描かれている以上だとは思いますが、ダイキチの本来持っていたやさしさがすべてですかね。
引き取ってからのリンちゃんを育てていくことにより、まさにダイキチも育てられていくってところは、自分も子供がいるからなのか、すごい共感できました。
後半、ダイキチが公園で学校の友達の親たちに自分の時間をすべて子供に注いで
育ててきてすごいな~的なことを言ったのに対して、逆に子供にかかわることは自分の時間になるんだよ、当たり前のことだよ。って返すところは、そうそうわかるってなったかな。
コウキの母親とダイキチが良い関係で、少しづつ距離が近くなり、一緒になればお互い幸せなのに~と思いつつも、現実はそんなに簡単じゃないのかな
と、そこのところはじれったくもあり少しもやもや。
全編をとおしてとても暖かいきもちになるし、私のように子供がいる立場でみると、あ~今日からもっと自分の子供と向き合おうって思い直せる良い作品でした。