ようす さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
家族がそろって焼肉を食べる!そのためなら、どんな困難も乗り越えてみせる!
劇場版クレヨンしんちゃん・第11作目。
これまでの原恵一監督から、
水島努監督へバトンタッチされた作品でもあります。
クレしん映画ファンの友人から、
「クレしんのギャグならこれ」と勧められた作品です。
見てみて…なるほどと思いましたw
(詳しくは後ほど。)
90分ほどの作品です。
● ストーリー
野原一家の質素すぎる朝食。
その理由は、
夕ご飯に用意した高級焼肉!
焼肉を楽しみに朝食をとろうとしたところへ、
謎の男が「助けてくれ!」とあがりこんでくる。
巻き込まれた野原一家はなぜか指名手配され、
謎の集団から追われることに!
追ってくる人たちから逃げまくる、
そんな野原一家のドタバタがずーっと続きますw
キャラのギャグネタが豊富で、
ストーリーが進まなくても気にならない。笑
“逃走”が舞台のギャグ劇場。
逃走劇だけでここまで楽しませられる作品、すごいです。
≪ 演出がすごい ≫
印象的だったり爆笑したりしたシーンが
1つの作品に1つでもあれば十分だと思っていますが、
この作品では印象的で爆笑したシーンが数えきれない。笑
定番のひろしの足臭いネタも何度も使われますが、
いろんな演出があり、しかも型破りで笑ったww
たとえば、雑魚たちを一掃するシーン。
{netabare}
みさえがひろし抱えて振り回すとかw
ひろしも自信を持って堂々とたたずんでいる姿にも爆笑w
{/netabare}
単なる足臭い攻撃でも、いろんな演出があるんだなあと、
むしろ感心しましたww
他にも印象的だったのは、
・みさえとひろしのヒッチハイク
・春日部防衛隊の遊園地での動き
・すべてが終わったあとに焼肉を食べる妄想をする野原一家
・しんちゃん、自転車を乗りこなす
見た時のインパクトを削ってしまいそうなところは、
ネタバレとして省きましたが、それでもこんなに…。
というか、結論としては、
それぞれのシーン全部が見どころあってすごかったのよねw
私の中で一番インパクトが強かったのは、
焼肉を食べる妄想ですね。
{netabare}
まさかのリアルな描写ww
シロが本物の犬と化しているし、
しんちゃんが、しんちゃんじゃなくて誰だよ状態だしww
しんちゃんの中ではかっこいい=金髪なのかな?
その辺、単純で年相応でかわいいよなw
{/netabare}
このシーンは度胆を抜かれましたww
総合的にまとめると、
つまり、ギャグの演出がすごいのです。
このギャグに、ここまで全力をこめる!?という、
制作側の気迫が感じられる攻めまくりな演出ww
作画の☆4.5は、
映像の美しさというよりも、この演出たちに敬意を評して、です。
● キャラクター
やはり野原一家のキャラは素晴らしい。
ピンチだけど、面白おかしく切り抜けていくし、
どうせなら真正面からぶつかってやれ!なかっこよさもあるし。
何より家族の絆が素敵!
大人になるにつれて、
野原一家は理想の家族だよなあと思うようになりました。
根っこが似た者同士なんだよね、この一家w
しんちゃんの友だちである、
春日部防衛隊。
幼稚園児だけど、
ただの幼稚園児じゃない。
彼らなら、何か起こしてくれるという期待と、
その期待を軽々と超えていく面白さが大好きですw
レギュラーメンバーへは高評価なのですが、
反対に低評価となったのが、敵キャラ。
いまひとつパッとせず、
大した見せ場もなく、残念でした。
結果、キャラはプラスマイナスで☆4です。
● 音楽
【 OP「PLEASURE」/ 華原朋美 】
久しぶりに聴いて懐かしい!となったけど、
今聴くと、より好きだなーと思った♪
名曲!
【 ED「こんな時こそ焼肉がある」/ のはら家オールスターズ 】
野原一家が旅行帰りの描写を歌った曲。
すべてが終わったのんびり具合がいい♪
EDに合わせて野原一家が
普通の日常に戻っていく様子が流れるのもナイスだわ♪
旅行帰りの車の中で、家族で聴きたい!
そして焼肉が食べたい!笑
● まとめ
今までに見たクレしん映画はこれで3作目。
今のところ、私の中ではこの作品が一番好きかな♪
いやー笑ったw
ストーリーはあってないようなもの。
これはギャグを楽しむための作品ですね。
ありえない動きばかりだけど、しんちゃん達ならありえる。
そう思わせた方の勝利です。笑