まにわに さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
再現ドラマ風
計算中は見てた。
1話~6話:{netabare}
3話まで:特技を振って曲中に紹介する話だとして、これがミュージシャンならまだわかる。そうでないから3話分の振りで、それでも足りないから、もしかすると実際のライブでみうの演奏でメンバーが歌ったことがあるのでは、と考えるしかない3話。
4話:この話の順番だと祖母の死を桜に喩えたことになるが、云わんとすることは、最後に時限を切っていることから、笑顔を桜に喩えたと察せられる。
最初のグラビアをそこで撮ったのはありそうなことなので、そこから話を広げたとしたらよくできている。
5話:喩えるのが目的の話で、仮にどこかのMCで1度だけお好み焼きを喩えに使ったことがあるのをここまで広げた、と考えると面白い。
何かを表すとまではいかないが、まとまりかけを表すのにこのタイミングに内容がよく合っている。
6話:天秤に掛けてはいるが、表か裏かにしないためのつくり。サイコロだと表か裏かにもなるので排除されている。
責任か理由かで、もともと責任感があるなら理由が欲しいところだが、これといったものがなく、内容的には仕事がカウントされていくうちに決断を迫られる時の責任感で納得するしかない。
てっきり水着を嫌がるのは手術跡が残っているからだと見ていたが、そういうこともなく、実際に撮影が押したか、最低でも沖縄の撮影があの水着であって欲しいところ。{/netabare}
7話: {netabare}再現ドラマで言うと、食中りはさすがにないだろうから、すぐに病気持ちのいかにもな話になったので、そのバランスをとったと判断。
本命は、よくできていると思った、メンバーの真似をするところを推す。ただ、本人よりも作家のほうがキャラを熟知していることもあり得るので、対抗にカラオケで、アイドルでよくあるやつ、友達がオーディションに応募して自分だけが受かったのを元にしたと予想する。
他にも気になるところはあるが、シーツの暗喩、高い所に登って落ちる、ジェットコースター、花…やや技術的に話が進むので、そこは別の見方ができそうなのを本筋の説得力にしたと見ることにする。{/netabare}
8話: {netabare}タイトルからすると、今が子供の夢か、過去が空想かで、前者の理由がなく、後者の最も単純な見方がただの妄想好き。タイムカードがなくなったところからが妄想で、これだとライブも妄想にしてしまえる。
なのでほぼ実体がなく、銭湯は牛乳(フルーツ味?)派のところぐらい。{/netabare}
9話~最終話: {netabare}
9話: {netabare}計算中が終わったことで、アニメ終了とともに解散も予想したので、ここを再現ポイントと見た。
この時点での最悪の結末は、未来は誰にもわからない、なぜなら壁はもうないのだからEND、だったが…{/netabare}
10話: {netabare}解散の仕方はよかった。納得しがたい状況なのだから根拠を示す必要はないが、難癖をつけるほどの情報も与えない。壁の指令で9話分見た後では文句を言えない。{/netabare}
11話: {netabare}ED前の引きは、再現ドラマでいうところのCM跨ぎに相当する。私はワイドショーやニュースでこれをやられると結果を見ずにチャンネルを変えるが、Cパートまでやると翌週まで待てる。{/netabare}
最終話: {netabare}ストレス・テストとサプライズで1周年ライブというオチ。集められた理由はやらないほうが無難だと思うので、階段のところはサプライズのための長い溜め、で私は納得できた。{/netabare}
結論: {netabare}壁=秋元康は容易に想像つくが、ポイントは11話の意地悪なクラスメイト=壁ではないこと。これによりニコルを傍観者にし、メンバーを状況に流されるままにして、みうが何かをやるにしてもメンバーの総意でなくした。
つまり、これが再現ドラマなら、初顔合わせの時に滝川みうが秋元康に食って掛かって場の空気に冷や水を浴びせた、もしかしてやらかした?というアニメ。
4話の桜の期限は、この話中でのみ最大限の効果を発揮するものであって、蒸し返してもいいことはないと思っていたので、解散で有耶無耶になったのがよかった。{/netabare}{/netabare}
再現ドラマとして見るのにはメリットがあって、慣例として役者の質を問わないこと。再現ドラマに名の売れたタレント・俳優が出てきても、誰も役者崩れとは思ってても言わないものだ。
とはいえ、資質を問われるような場面は(概ね)なかったように思う。
だから、声が自分に合わなかったという感想は、そうだったんだろうなとは思う。