KAZUROCK さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
くだらないっちゃくだらないが絵が良くイヤミの無い内容なので何となく観てしまった。最終的には好印象。
原作未読
■初回印象
初回はVRMMORPG初心者が {netabare}痛いのが嫌だからと言う理由で
防御にばかりパラメーターを振りまくって適当にやってる内に
レベルが上がって色んなスキルを獲得したりレアなアイテムを獲得する
と言う{/netabare}何とも薄い内容。実際それ以外に見せ場はなし。
正直なところ都合が良くて突っ込みどころも満載。
殆ど戦いらしい戦いもなく{netabare}魔物とじゃれたり寝たり毒を浴びまくってる
だけでどんどん強くなってしまう様子{/netabare}に変な笑いが出るほどだった。
しかも最後に{netabare}魔物に喰らいついて食べだしたと思ったら
それでスキルを獲得する{/netabare}と言う^^;
これには思わずなんじゃこれと口に出しそうに。
なんでいきなり食いだしたんだかw
このシーンばかりはさすがに舐めんなよとゲーム好きに言
われてしまってもおかしくない。
もうゲームと言うよりか童話でも観ているような感覚だろう。
ある意味新鮮w
リアルな設定でこんな事やられたら私もゲーム好きの端くれなので
堪ったもんじゃないが、コメディーなのでしょうがないかなと思い
ながら結局最後まで観た次第。
これももしかしたらゲームを皮肉る一つの形かねえ?
そんな風に思えば全く楽しめない訳でもなかったのは確かである。
今後も暫くは遠い目で口元穏やかに観て行こうと思いますw
どんでん返しやサプライズでもあればいいのだが。
期待度★★
■視聴完了後の感想
お話も展開も予定調和でかなりご都合主義ではあったが意外と面白かった。
ある意味ゲーム内劇らしくてリアル感のなさがゲーム内での出来事として
かえって説得力を持たせていたとも言える。
それに加え筋書きからキャラデザインまで一貫してコメディーチックに
描いているので噓くささもそれ程気にならず、それ故嫌みがなかった事も
作品を視聴する上では結果大変良かった。
そこに演出の潔さを感じて最初は多少小ばかにしつつも最終的には好印象。
絵の質が元々いいだけに作品のパッケージングもそこそこ高く感じられる。
なので個人的な評価も割と高めと相成った。
とは言え内容はかなりご都合主義のホントかよと思うほど
主人公いいとこ取りなので、そこにある程度好き嫌いが出てもおかしくない。
あくまでドラマとしてのリアリティーを追及したり、
ゲームシステムの粗に目をつぶれない人には不向きな作品だ。
そういうところがあまり気にならず、
あくまで笑って爽快感を感じられる人向けって感じ。