つねち さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
切なくて苦しい最高の青春。
天才ピアニストの少年、有馬公生は先生であった
母の死をきっかけにピアノが弾けなくなってしまう。
天真爛漫で自由奔放なヴァイオリニスト
宮園かをりとの出会いをきっかけに
少年は再びピアノと向き合うことになる。
前半では、有馬がピアノ=母と向き合い、
音楽とどう向き合っていくのか。
後半では、宮園かをりの秘密を知った有馬が
どのような道を選択するのか。
そして最終回で明かされるタイトルの嘘とは何なのか。
が見どころです。
色鮮やかで綺麗な作画、音楽など完成度が高い上に、
ピアノ演奏の音や演出にもとても魅せられました。
音楽初心者にも音の違いが分かりやすい。
ピアノでも、描かれる恋模様でも
結構切ないです。
主人公も終始、恐怖やトラウマに苛まれ
心や見える景色はモノトーンになる中
音楽はこんなにもカラフルで、
光り輝くということをかをりは教えてくれます。
とても切なくて苦しいけど
その中でも希望を持って、前を向かせてくれる
そんな作品になっています。
感動系青春アニメとして誰にでもオススメ!