ひろぞう さんの感想・評価
3.9
物語 : 5.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
世にバカがいるのが望ましい
これぞ単純に楽しめるアニメで
何となく見ていても楽しいんだが
ちょっと深く考えた時に「バカ」のような、悪意のないあほな奴が世の中に存在できるような社会が望ましい。
確かにバカは生産性まるでなし、学生からの将来性も現状まるでなしだと思うが
その生産性まるでなしのバカかいることによって
個々に存在するキャラクターたちをジョイントさせて、何となく幸せな気分にさせてくれる存在だと思う。
それをこいつはまるで生産性がないからと排除されるような世の中では、どんなに能力がある、生産性のある人間にとっても、息苦しく生きにくい社会になる
それを突き詰めていったのがかつての社会主義だよね。
だから本家ソ連を筆頭に東ドイツという一角が崩れただけで、国家体制が総崩れした。
だからバカのような存在が
「あいつはどうしようもなくアホだから」と笑い飛ばされる社会こそ健全な社会だと思う。
それを全部排除してしまっては、遊びのないハンドルの自動車のように、社会としてピーキーすぎて、世の中がギスギスしてしまう。
バカが大人になって
「学生時代は馬鹿なことばかりしていてしょうがなかったよなあ」
と思い返すのもいいし
バカがそのまま、社会の潤滑剤としてバカのままでもいい
それが許容される世の中、日本国が時はてるまでそうあってほしいと、ロートルになってきた俺は切に願うね。