ひろぞう さんの感想・評価
2.1
物語 : 1.0
作画 : 1.5
声優 : 4.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
これを評価するのは本当の大戦機どういうモノかわかっていない
某戦車道に比べても破綻が目立つのは
戦車道以上になんのために旧軍機に機体を絞ったのがわからない、機体特性無視しているから。
主人公達が使う一式戦一型で空戦に勝つには、低速または巡航速度からの加速勝負と、絶対的な横機動に敵機を巻き込まないと、他の機体には対抗できない
それは陸軍自身が零戦との比較で
格闘性能で勝り、武装で劣り、航続距離で同等との評価下しているので。
他の機体と縦機動しては、この機体では絶対的に勝てない。
まして一型なので、構造強化がまだ入っていないので、自身でのダイブ、急降下でも分が悪い、降下速度600キロに制限されているので。
そもそも一式戦を使うのなら横ロール性能で勝る空戦技術がいる。
それを震電との縦機動しては全く勝負にならんし、そのために作られた二式戦にも全く歯が立たない、震電にも逆のことが言えるが
その評価されているCGでの空戦シーンも、どこかジェット戦闘機的
レシプロ機だともっと軽やかに主翼に揚力受けて飛ぶって感じだし
加速感がもうどこか力任せのジェット機的だ
まあ娯楽作だから言わぬが華でも富嶽作ったのなら、高度1万とかの高高度で爆撃しちまえば、電探もボロクソくさいので、一式戦では高度8000以上に上がるのが一苦労だから、迎撃に登るのに上昇時間かかるので、B29張りに鼻歌で爆撃できてしまうし
機体内機銃を12.7ミリにしたなんて設定にしてるけど、レシプロ機なんだからプロペラ同調しないと機銃の強化はままならない、簡単に言うなよって、それは一式戦終生苦しむことになったから。
あと震電のような機動ができるようになったのは、ロシア機のスホイ27のブガチョフコブラができるようになった、米軍機で言うとF22Aの推力偏向ノズル付いてからだから、かなり最近のことレシプロ機ではできない。
微妙に誰のためのアニメにもなっていないんだよね
ミリオタを納得させられるミリタリー設定でもないし、キャラアニメにすると戦車道にもストライクウイッチーズにも分が悪い。
旧軍機大好きの俺からすると、もう少し各機体の特徴理解して、丁寧に作中での空戦やってほしかったなと思う。
主題歌の歌詞もよく考えれば理にかなっていなくて
航空機が味方に付ける物は、翼で得る揚力とエンジンから得られる推力で
特に急機動ばかりやる戦闘機にとって「重力」とは敵でしかない
その重力と戦うためにパイロットには非常な負荷がかかるし、機体にも負荷が激しいから最も機体寿命が短い
最初の主題歌の歌詞からして全てがちぐはぐな作品と言える。
ちなみこの作品に海軍のホープ「紫電21型」紫電改は登場しないから
出ているのは紫電11型つまり紫電だけだ。