kiminttea さんの感想・評価
3.0
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
設定はいいけどキャラデザ、メカデザ、演出がね
NETFLIXオリジナル作品
2日間で一気見した。
【良かった点】
〇設定、世界観、ストーリー、アイデアはとても良い。実際にあり得そう。
〇主人公アイコのキャラデザが可愛い。これはアニメを完走する何よりのモチベ
〇主人公アイコ{netabare}(特に人工生体の脳を持つメイン登場人物のアイコ){/netabare}の心情の動き{netabare}、特に自身を人工生体だと自覚するまでの不安や、自覚してからの決意。それからオリジナル藍子が家族との再会の場に人工生体アイコを向かわせたことや、人工生体アイコが覚悟のうえで家族に気づかれないように別れを告げるところ{/netabare}には泣かされる。
〇3人の科学者/医者のそれぞれの正義感はどれも不正解で単純な勧善懲悪ではない。
〇女性官僚の南原役の田中敦子さんが草薙素子
〇アイコを終始フォローしてくれる優しい白石さんが詩羽先輩
〇終わり方が奇麗だった。 {netabare}特に完全人工生体のアイコが父親の遺品で救われることや、どこかで別の人生を歩んでいる未来は嬉しかった。これで人工生体アイコが消滅して終了だったら、視聴者は救われない。感情移入していたのは人工生体アイコの方だからね。{/netabare}
【いまいちな点】
〇主人公以外のキャラデザが古臭い。特にダイバー4人や黒瀬、そのお手伝いのオレンジ髪の女性がテンプレ過ぎる。
〇メカデザがダサい。ダイバーのテンプレキャラデザと相まって、中盤の遡行シーンを三~四十年前の子供アニメに貶めている。戦隊モノかと。
〇戦闘シーンの演出が単純なうえにダサい
〇中盤の遡行で話数を使いすぎ。テンプレ展開の繰り返しで登場人物どうしの人間関係の深まりや、謎の解明の描写、それに伴う心情の揺れの描写が浅くて甘い。
〇終盤の真相解明後の展開(特に伊佐津がらみの演出)が雑。 {netabare}特に伊佐津の娘への処置とマター化との関係がメインプロットにどう影響しているのか説明不足{/netabare}
〇 {netabare}赤マター(アイコ系)が紫マター(伊佐津娘系)を押しとどめていたけど、それができるなら最初から赤マターが一行を襲ってくる必要ないのでは?{/netabare}
総じていえば、アイコ可愛さに我慢して最後まで視聴したけど、2度は観ないしアニメ好きの友人にも勧めないかな。