haiga さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
簡単なの♪難解なの♪どっちが好きなの?
今観終わりました~~タイトルは松浦亜弥の「ねえ~?」の歌い出しをもじって書いてみました。
最近まとめサイトで久しぶりにあややの踊りと歌を観てクオリティの高さにビックリしました。最後のソロアイドルって言われるのも伊達じゃないですね
で、本題です。
ぶっちゃけこの作品は酷評の嵐かなと思います。
正直同じ時間使って観るならシュタゲとかよりもいとかコードギアスとかSAOとか観たが良いと思います。でもでも、私は結構楽しめました。なんだか憎めないんですよね
原作未読なので本質はわかりませんが、やりようによってはとても化ける可能性があった作品かなと思います(そう!可能性は無限だ!!)
この作品はVRRPG世界の話なのですが、緊張感を持たせるために長時間のデスペナと、ゲーム世界の住人が死んだら復活出来ないって特徴があります。
ですがどっちも生かせておらず、終始緊張感が足り無かったように感じました。所詮ゲーム世界の話だよねって見れてしまうんですね。
前者のデスペナに関しては1度死んだ時に普通に復活させちゃいましたが、たとえば居ない間に村の1つでも襲撃されるとか、仲良くなったNPCが犠牲になるとか絶対死ぬ訳には行かないってシチュを作るべきだと思いました。NPCとの絆エピソードも少ない為イマイチ護ってあげなきゃってなれないんですよね。この辺ログホラは上手でした。
あとバトルですが、デンドログラムの特徴でそれぞれ強さのベクトルが違うキャラが出まくるので、強さの対比と説得力が無いんですね。例えばポーカーのチャンピオンと将棋の名人と腕相撲のチャンピオン、寿司職人がバトルしてるみたいな感じです^_^;
強さの表し方って別に派手にしなくても、例えば常に僅差で勝つ競走馬とか、ストレートとフォークだけで抑える投手とか、ジャブが半端なく伸びるボクサーとか、一騎打ちは絶対に負けないとか、ある程度その競技なり雰囲気を知ってる上での凄みってのを感じると思うんですよ。それがこの作品は初見ジャンルの絨毯爆撃で全然伝わらないんですね。
はえ~凄い…のか?ての連続でそこが勿体なかった。尺の都合か色々詰め込み過ぎてとても難解に感じてしまいました。
とはいえ良いところもあるんですよ。主人公のレイくんはある意味分かりやすい熱血主人公ですし、ネメシスちゃんも大野さんの声もあってめっちゃ可愛いです。
でも私のお気に入りはヘタレ脇役と思っていたら実は最強クラスじゃね?っていう仲間のルークくんですね。だって使い魔が全体魅了スキルのバビロンと、近接&移動にも使える地竜に、でかいワシですよ?さらに本人も探偵と怪盗のハイブリッドで心理戦最強。ルークが主人公で良くね??11話では大活躍でした。
ルークと主人公を中心にもっと普通に丁寧に冒険させれば良かったように思いました。ラスボスいらんかったわ。
多分2期は厳しそうですがなんも考えずに観ればノンストレスな作品だと思います。
-----------------ここからは余談ですが-------------------
ネトゲアニメ作品で課金要素に真剣にとりくんだのはネト充のススメ、ネトゲの嫁くらいで他は訳分からん理屈で強キャラになってるんですよね。ぶっちゃけ全然説得力ないです。SAOしかりログホラしかりです。
一緒に同じように時間をかけてプレイしているんだから無課金同士ならそんなに差が出ないですよ。
ネトゲ経験した人なら重課金者の絶望的強さを経験してるハズです。何故かその事に全く触れないんですよね(アニメ作品にはしづらいとはおもいますが)
小賢しいテクニックをねじ伏せる重課金者を知恵と策略、工夫なんかで出し抜くプレイヤーを見たい今日この頃です。
実体験ですが、火力特化させたり、育成を工夫して課金者と渡り合うプレイヤーもいました.......限界はありますけどね