101匹足利尊氏 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
あま~いキモチが溢れ出すピンクバレンタイン♪
2020年ロッテ「ガーナ ピンクバレンタインキャンペーン」のテーマソング、
Eve「心予報」のミュージックビデオ(YouTubeにて公開中)
【物語 3.5点】
バレンタインデーに向けて恋愛成就の計画と準備を進める
仲良し3人組の乙女心が、どんどん高まって、
バレンタイン当日、街じゅうにパ~~~ッと弾けて溢れ出す。
王道パターンを監督・絵コンテの依田 伸隆氏がこれまでのアニメOPディレクター経験
(最近だと『荒ぶる季節の乙女どもよ。』OP、『Dr.STONE』OP等)
で培われた言葉以上に伝わる仕草で演出。
“決戦の日”に向けた情報と時めきがスマホ等のデバイスに集積、加熱していく現代的要素も〇。
くすぐったいです。
【作画 4.5点】
相変わらず高密度な作画のEveのMV。
このシナリオパターンは如何にハートがリアリティを凌駕するか。
その瞬間のセンスにかかっているが、
本作は、アートディレクター田向 潤氏(きゃりーぱみゅぱみゅのMV等)
のデザインも交えた街並みの映像美により、あり得ないが“エモい”に昇華。
私のツボ:{netabare} “止まれ”標識が“止まらない”に変わる瞬間。{/netabare}
くすぐったいです。
【声優 3.0点】※セリフ無しのため基準点。
【音楽 4.0点】
「心予報」Eve 4th配信シングル(6thアルバム「Smile」(2020/2/12)にも収録予定)
MVは計画、準備といった人事を尽くす様子を描きますが、
ピュアな乙女たちが、どれだけキモチを昂ぶらせても、
成否は結局、運次第な所もあるのが、青春の甘酸っぱい部分。
天命を待つ心境を歌詞世界が補完することで恋物語が完成。
私のツボ:{netabare}黒板に見える化された歌詞の一部。縦書きに隠された“だいすき”{/netabare}
くすぐったいです。
【キャラ 3.5点】
なかなか踏み出せない感じの桃。
陽キャラな赤髪の“作戦”提唱者・茜。
クールビューティーでおとなしい白系ヘアーの雪絵。
三者三様のバレンタインへのアプローチによる
キャラ立てを通じて、その日を迎えるキモチの多様性を表現。
みんなチョコを買って贈ろう♪という菓子メーカーのバレンタイン商戦を正当化。
私のツボ:{netabare}チョコ渡したい男子と接近した瞬間のスマホ過去画像を
三人でデレデレしながら見せあいっこするカット。{/netabare}
くすぐったいです。
【感想】
ふと立ち寄ったスーパーの“ピンクバレンタイン特集”と銘打ったチョコ売り場にて。
このキャラ可愛いな……どこかで見たか?ちょっとググってみよう……。
といった感じで辿り着いた本作。
調べてみたらキャラクターデザインの斎藤 敦史氏は、
昨年・映画『BLACKFOX』のキャラデザで好相性を感じた方。
その上、企画・プロデュースは川村 元気氏ですか……。
私がこのMVに惚れ込んだのは必然でしたね。