うにおいくら さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
本当に謎だらけだわ。
原作は2015年12月から集英社オレンジ文庫(集英社)より刊行されている辻村七子による日本のライト文芸作品。
アニメ制作は朱夏。
内容は外国人宝石商とアルバイターの男子大学生の話。
語り部的な主役がウザい。
一言多い。考え無し。空気読まない。分をわきまえない。
普通こういう天然系のキャラは女性が多いのだが、何故か男子大学生。キショイ。
昔こういう新入社員がいたなぁ……と思い返してしまったが、そういう奴で仕事をできた人間を私は知らない。
で、このウザい大学生というのは、わざと狙って設定しているようだが、オジサンにはその意味が分からん。
女性の目からはこのキャラが許せたりかわいく見えたりするのだろうか??……オジサンには謎設定である。
リチャード氏の謎鑑定よりも謎。
もしかしたら作者がこういうキャラが好きなんだろうという事で納得。
いや、そうに違いない。原作者の辻村 七子氏はダメンズ好きという事にしておこう。
もう一つ謎がある。
「雑用と掃除」で雇ったアルバイトが商談中に応接テーブルのすぐ横でヌボーと突っ立っている上に商談中に口を挟んで余計な事を言う。あり得ないだろう?
普通なら、即クビ……というか大学生にもなってそんな常識的な事が分らないような人間は痛いだけだろう……この作者の人物設定の基準が謎。
話自体は面白いだけにこの人物の存在でオジサン的には大きくマイナス。
後半一気に話が飛ぶのだが、この展開は全く読めなかった。
ギリギリのところで見続けていたが、ここで一気に持ち直した。
しかし、この設定自体もあり得ないおせっかいだったのだが、今までが今までなので違和感なく見てしまった。慣れとは怖い。
ちなみにどうでも良い事なのだが、花澤香菜と櫻井孝宏の共演作品は私の知るところこれが20作品目。結構多い。(見落としもあるかもしれないのでこれ以上あるかもしれない)。さらにどうでも良い話だが花澤香菜との共演が一番多いのは梶裕貴である。
噂の小野賢章とは3作品しか共演していない。
という事であと少しのところで切れずに最後まで観れたアニメ。
それなりに面白かったアニメだが、最後まで主人公の設定が謎だった。
私的には二度と出会いたくないタイプの主人公だ。
そして一番の謎が『謎鑑定』が一度もないという謎だった。