えたんだーる さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ファッション業界での下剋上ストーリー
== [下記は第4話まで視聴時レビュー: 以下、追記あり。] ==
第4話まで視聴時点で、このレビューを書いています。
原作は途中までしか読んでいないのでアニメ放送中にストーリーは未知の箇所に突入するはずですが、放送前から2020年冬クールでは楽しみにしていた作品です。
本作ではデザイナーを目指す都村育人(つむら いくと)と、パリコレモデルを目指す藤戸千雪(ふじと ちゆき)をW(ダブル)主人公として配し、デザイナー側とモデル側の両方の視点でファッション業界を描くという、少年漫画原作としては珍しい題材を扱っています。
育人には家庭の事情による経済的な理由、千雪には一流のファッションモデルとしては必須と考えられる身長の不足という問題点がありどちらも業界での大成は難しいと考えられるなかで、いかに逆境を跳ね返してのし上がっていくかという「下剋上」ストーリとなっています。
二人の周囲には多数の業界関係者が現れ、それぞれの野望を持って己の道を突き進もうとし、ときに挫折しながら皆が成長していくという王道的かつ人間ドラマ重視な感じなので、そういった青春ストーリー的なジャンルが好きな方にはかなりお勧めできると思います。
== [第4話まで視聴時レビュー、ここまで。] ==
2020.3.28追記:
第12話(最終回)まで視聴終了。
原作既読勢から見ると結構なエピソードをすっ飛ばしましたけど、1クール前提のシリーズ構成としては芸華祭後まででひと区切りというのはわりと妥当かなと思います。
その前の山場というと東京コレクションになってしまって、それだけで1クールってわけにはいきませんからね。
個人的にはわりと満足しました。おかげで原作を読むのを再開して最新巻まで読みました。
アニメで物足りなかった方は、ぜひ原作もどうぞ。