ミュラー さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
テレビシリーズの延長
ネットで解禁されていたので見てみました。
元々テレビシリーズで高い評価でしたので、劇場版もその通りの出来。テレビシリーズ知らなくても楽しめるのでは?
誰がみてもソ連だと分かるような連邦国の建物、指導者たち。
第二次世界大戦で、ソ連の戦死者が圧倒的に多かったという史実を知っていると、この連邦国の無謀な戦いぶりが分かるというもの。少佐の言い草ではないけれども、人間の命を何だと思っているんだ。
そういう思想が根底にあるので、お話に筋が通っているのだろう。
バトルシーンに目が行きがちであるが、少佐も含めてしっかり過去の大戦の状況を把握していることが素晴らしいと感じた。
幼女戦記の本質である、少佐の大胆な戦略眼に基づく戦術と、それによってさらに自分が窮地に追い込まれるといういつものパターン。劇場版ならではの派手なバトルシーン。エンターテインメント性は抜群だと思います。
贅沢言うなら、テレビシリーズとは違う機軸も見せて欲しいなという気もしました。