ローズ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
賽は投げられた
内気で非社交的な性格の高校生の武笠美姫。
ボードゲーム(アナログゲーム)を通じて友達を増やし、人として成長する物語。
本作品の魅力の1つは登場するボードゲーム。
1話につき1つのゲーム(大野翠の作中作品を含む)が紹介されます。
ゲームの楽しさは言わずもがなですが、複数人で楽しみを共有できる事がポイントだと思います。
そして、何と言っても主人公の美姫の1年間の成長する姿が最大の見どころです。
友人達とゲームを一緒に楽しんでプレイする事によって、1人でマイナス思考になりがちだった美姫が精神的に成長していく様は、「いい青春だなぁ。」と微笑ましく感じられました。
問題を1人で抱え込まないで他人に頼る事は、必ずしもマイナスではありません。
他人(友人など)がいる事によって不安定な精神を支えられる時もあります。
関係を深化させて信頼関係を、より強固な事にする事もできるのです。
ボードゲームの楽しさを再発見できたと共に友情の大切さを認識できる素晴らしい内容の作品でした。