ZORRRO さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
容赦がねえ。
【ストーリー】
腐った帝都の悪を斬る!という、ダークサイドモノのなかなか残酷なストーリーになっています。
残酷のレベルとしましては、街中で公開処刑みたいなことしてるレベル
といえば分かりやすいでしょうか。
アニメとしても、一切容赦のない表現でひたすらむごいのを魅せられる、そんなアニメだったと思います。
TV版だと規制も多かったのかな?グロいの苦手な人はもしかしたらキツいかもしれません。
1話からいきなりゾクゾクする、ぶっ飛ばしてる、ある意味の調子の良さそうな展開ですが、
原作未読&予備知識がゼロでしたので、8、9話あたりでまず私は衝撃を受けました。
それと同時に、「ああ、こういう流れなのね」とすべてを察したような気がします。
それまでは残酷表現は多いものの、あんまり暗くなってくとは予想してなかったのでw
冗談言うレベルのギャグは少しばかりあるものの、明るい話題は少ないですね。中盤移行は尚更。
展開に容赦が無いというのも、どこまですごい展開になっていくのかってワクワク要素も好きでした。
希望が出てきてるエンドだと思うんですが、アニメの流れとしては絶望といえなくもない。
それが良いエンディングになっていたのですが、やっぱり報われねえなあってじんわりくる点、
すべて含めて良い演出に感じました。ボリュームたっぷりで満腹感たっぷりといった感じ。
【キャラ】
主人公タツミくんは脳筋野郎的なキャラ。頭は回らないけど気はわりと回ったり、本来明るい子ですね。
また、しっかりと意志や復讐心もあったりで、多少のやらかしも許容ちゃうかなっていう良いキャラ。
エスデスさんと主人公の絡みはかなり好きでした。ついでにヒロインにも触れておくと、
なかなか女キャラが多くてメイン候補が多いです(笑) 見ていれば主人公目線の本命は分かってきますが、
女キャラ目線で色々ある、というか視聴者目線でも主人公とのカップリングがなかなか悩ましい。
味方も敵もすごく良かったですね。正しい事してるかはさておき、敵も敵で正義感とかあったり、
もちろん、ただのサイコっぽいキャラや腐ったキャラもいますが、色んなキャラが引き立ってました。
なにより敵さんたちが強すぎて見ごたえもありました。基本的に主人公ピンチ!って流れ。
あーー、書いてる最中も思ったけど、やっぱ報われねえなあ。
【他】
道中で明らかに浮いてる声優さんがいたんですよ。それによって「あーこいつすぐ死ぬな」って
メタが発生したのが少し残念でした。クールなキャラが多くてクールな演技がかっこよかったですが、
それによって、主人公含めてアツい演技をする方が光っていたのも良かったと思います。
いやー、容赦のない見応えあるアニメでした。見てよかった。