U さんの感想・評価
3.9
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
D. ネタバレ注意-私がアニメに求めるのは倫理や不条理ではなく癒しと感動
野﨑まどの小説
<主要人物>
・正崎 善(せいざき ぜん):中村悠一 東京地検特捜部の検察官
・文緒 厚彦(ふみお あつひこ):小野賢章 検察事務官
・瀬黒 陽麻(せくろ ひあさ):M・A・O 検察事務官
・九字院 偲(くじいん しのぶ):櫻井孝宏 多摩東中央警察署の警部補
・半田 有吉(はんた ありよし):興津和幸 正崎の大学時代の親友で新聞記者
・野丸 龍一郎(のまる りゅういちろう):宝亀克寿 自明党幹事長
・アレキサンダー・W・ウッド:田中 秀幸 アメリカ合衆国大統領
・曲世 愛(まがせ あい):ゆきのさつき 耳元で囁くだけで人を人を操ることができる悪魔のような女
・齋 開化(いつき かいか):置鮎龍太郎 新域長(30歳)
以下 HPより
第1章「一滴の毒」
その啓示は、静かにそっと訪れる―
東京地検特捜部検事・正崎善は、製薬会社の不正事件を追ううちに、一枚の奇妙な書面を発見する。
そこに残されていたのは、毛や皮膚のまじった異様な血痕と、
紙一面を埋め尽くすアルファベットの『F』の文字。
捜査線上に浮かんだ参考人のもとを訪ねる正崎だが、そこには信じがたい光景が広がっていた。
時を同じくして、東京都西部には『新域』と呼ばれる新たな独立自治体が誕生しようとしていた。
正崎が事件の謎を追い求めるうちに、次第に巨大な陰謀が見え始め――?
第2章「選ばれた死」
人々に拡散し始める、死への誘惑─
新域域長・齋開化による『自殺法』宣言と、64人の同時飛び降り自殺。
日本を震撼させる事件の真相と、暴走する齋の行方を追うため、正崎は捜査に動き出す。
後任の検察事務官として瀬黒陽麻も加わり、法務省・検察庁・警視庁をまたいだ機密捜査班が組織される。
さらに、事件の鍵を握る女・曲世愛に関する調査も進める正崎だが、その先にはさらなる絶望が待っていた——
第3章「曲がる世界」
絶望の先に辿り着く、「悪とは何か」の答えとは―
公開討論の末に域議選挙が行われ、新域では自殺法の運用が本格的に始まろうとしていた。
齋拉致計画の一件で捜査班全員の死に直面した正崎は、依然として絶望の淵に立っていた。
憎むべき人間はただ一人。“最悪の女”曲世愛を正崎は再び追う。
正義、そして悪とは何かを、己に問い続けながら—
***
ここは私の忘備録として使わせてもらってるのでいつもはあらすじを書いてるのですが
本作は自分で書くと長くなりそうなのと深く考えることになってダメージを受けそうなのでHPから拝借しました
いつものように何の情報もなく見始めましたが
メインが高校生じゃなくて、異世界にいかなくて、恋愛物じゃないので
これは良いかも・・・と思っていたら1話の後半で主人公の相棒と思われた文緒が自殺してしまって様子がおかしくなりました
特に7話と12話はメンタルやられるのでグロが苦手な方はやめておいた方がいいかも
7話が最悪のピークで終息に向かるのだろうと信じて見続けたら悪の完全勝利で終わってしまい
メンタル復帰ならず(泣)
10話で正崎さんが死んでいった仲間のことを大統領に語るシーンは涙なしではみられませんでした
そんな正崎さんを曲世は想像を超える残酷な方法で貶めます
各国首相が集まってトロッコ問題(ある人を助けるために他の人を犠牲にするのは許されるか?)
を議論していたけど
正崎さんは世界を救うために家族を犠牲にしたんですよね
愛する夫が父がアメリカ大統領を殺して自殺する映像をテレビ中継でみるのって辛すぎる
残された家族の今後の人生は死ぬより辛いのでは
文緒くん、九字院さん、瀬黒 陽麻さん、正崎さんにアレックス
世界を人々を全力で悪から守ってくれそうな人をことごとく抹殺して
エンディングが曲世愛の笑顔って この作品に関わった人は何が言いたいんだろう?
善であろうとする思いだけでは悪に勝てないってことですか?
7話と8話の間に再放送が入りましたが
1話の再放送は中村さん、桜井さん、興津さんのコメンタリーでした
中村さん、のめり込み方の役者さんは参加しない方がいいって あと、ゆきのさんの演技が怖いっておっしゃってました
20.1.30